英語ネイティブは英文を略す

 

ネイティブのみなさんは、英文を少しでも短くシンプルにする傾向があるのでリスニングもそのつもりで準備するとかなりの補助になります。

例えば中学で教わる短縮形の下記のような短縮形はネイティブは必ずと言っていいほど、短縮形を使います。

I am ⇒ I’m
is not ⇒ isn’t

英語ネイティブ(アメリカ人)に直接確認したところ“ is not ”のような言い方をする人はあまりいないそうで、ほとんどの英語ネイティブが短縮形を使うと言っていました。

 

こういう言い方でも伝えることは出来るのですが、ネイティブが短縮形を使うのでこれを覚えないとリスニングに影響が・・・

 

とうことで、英語学習時には基本的に短縮できるところは短縮するということを心がけましょう。

ネイティブは略すと分かっているわけですから、もちろんリスニングもそのつもりで行います。

 

なので、私たちも口語として英会話を覚えるのであれば、短縮形をしっかり把握しておきましょう!!。

 

略すパターンをあらかじめ知っておくことでリスニングの補助にしようと、まあそういう話です。

 

アメリカ英語とイギリス英語では温度差もありますので、全ての英会話がそれで通用するわけではありませんが、that節に使われる接続詞の“ that ”なども略しますし、アメリカ英語は下記のようなリエゾン(リンキング)と呼ばれている音がつながって第三の音が出現する変化から来る短縮形も良く使います。

Want to ⇒ wanna
going to ⇒ gonna
(have) got to ⇒ gotta
※ 「be動詞」を略すネイティブの若者がいるという情報を元にbe going to = gonnaと書いていましたが、beまで一緒にするのはおかしいというご指摘によりbeを削りました。

訂正してお詫びいたします。

文法上間違っていることは確かで、be動詞は必要ないと勘違いをしてしまっている英語学習者の方がいること知り深く反省しております。

大変申し訳ありませんでした。

 
例えば、“ wanna ”を例にあげると、“ want to ”の略語としてだけでなく、若者の間では「Do you want to ~」の略語として使われているので“Wanna go to lunch?(ランチ行ける?)”のように“ Do you ”まで略して“ Wanna ”から始まる英文を使ったりします。

こちらも“ Do you ”を略すネイティブの若者がいるという情報を得ていますが、文法上は間違いであり、勘違いされる方がいる可能性があるということで、こちらに注意書きをさせていただきます。

言語は生き物、話す環境や場所が違うと新たな言い回しなどが生まれるということを伝えたかっただけですが、こちらの言い回しもご指摘があれば削除させていただきます。

 

Wanna go to lunch?(ランチ行ける?)

 

これらのリエゾンは一種のスラングとも考えられていて、どんどん新たに生み出されています。

これらを使いこなせるようになれば、英語ペラペラにまた一歩前進です。

 

ただし“ wanna ”“ gonna ”などの略語は砕けた表現になるので、フォーマルな場面や目上の方に対しては使わないほうが無難です。

 

ネイティブは短縮形を使っても良い場面とそうでない場面では、自然に使い分けていますので、あくまでも口語(カジュアルな表現)と理解しておきましょう!!

 

さらに、メールでは「You ⇒ u」「for you ⇒ 4u」「To ⇒ 2」など、正しいスペルを書きません。

有名なのが「Postscript ⇒ PS(追伸)」「Versus ⇒ vs.(対)」などですね。

 

中には「As Soon As Possible ⇒ ASAP(できるだけ早く)」「Talk To You Later ⇒ TTYL(またお会いしましょう)」なんてものも略して書くので、知らなければただの暗号かクイズになってしまいます。

 

1、ネイティブは基本的に省略できるものは省略する!!
2、短縮形、省略形を使うのは口語表現なのでフォーマルな場面では使わない。

 


 

これが、英会話上達の1つの傾向と言ってもいいでしょう。

 

じゃあググってみてくださいsee you! では中途半端な記事になってしまうので、代表的な短縮形をまとめてみました。

 

代表的な短縮形

主語とbe動詞を短縮する

I am I’m
You are You’re
She is She’s
He is He’s
We are We’re
They are They’re
It is It’s
That is That’s
These are These’re
Those are Those’re

疑問詞とbe動詞を短縮する

How is How’s
How are How’re
What is What’s
What are What’re
Who is Who’s
Who are Who’re
When is When’s
When are When’re
Where are Where’re
Where is Where’s
Why is Why’s
Why are Why’re

notを短縮する

is not isn’t
are not aren’t
was not wasn’t
were not were’t
were not weren’t
do not don’t
does not doesn’t
did not didn’t
have not haven’t
has not hasn’t
can not can’t
could not couldn’t
must not mustn’t
will not won’t
would not wouldn’t
should not shouldn’t
shall not shan’t

have(has)を短縮する

I have I’ve
You have You’ve
She has She’s
He has He’s
We have We’ve
They have They’ve
You have You’ve
It has It’s
Could have Could’ve
Would have Would’ve

主語とwillを短縮する

I will I’ll
You will You’ll
He will He’ll
She will She’ll
We will We’ll
They will They’ll
This will This’ll
That will That’ll
These will These’ll
Those will Those’ll
It will It’ll

疑問詞とwillを短縮する

How will How’ll
What will What’ll
When will When’ll
Where will Where’ll
Who will Who’ll
Why will Why’ll

Wouldを短縮する(hadを略す場合も同じ)

I would I’d
You would You’d
She would She’d
He would He’d
We would We’d
They would They’d
That would That’d
It would It’d
How would How’d
What would What’d
When would When’d
Where would Where’d
Who would Who’d
Why would Why’d

代表的なリエゾン(リンキング)

you ya
What’s up? sup?
want to wanna
going to gonna
give me gimme
(have) got to gotta
get you getcha
got you gotcha
kind of kinda
should have shoulda
could have coulda
would have woulda
have to hafta
need to needa
lot of lotta
out of outta
give me gimme
let me lemme
must have musta
might have mighta

メールやSNSで使う略語

as soon as possible asap「できるだけ早く」
age,sex,location asl「年齢、性別、出身地」
away from keyboard afk「一時退席中」
Ask Me Anything AMA「何でも聞いて」
at the moment atm「今のところは」
Be right back BRB「すぐに戻る」
Before B4「~の前に」
By the way btw「ところで」
Best Friend Forever BFF「生涯最高の友達」
because b/c「なぜなら」
see you cya「じゃあね」
because cuz「なぜなら」
exempli gratia e.g.「例えば」
For the Win FTW「~は最高」
For your information FYI「ちなみに」
congratulations gz「おめでとう」
Get the fuck out GTFO「とっとと失せろ」
good morning GM「おはよう」
good job GJ「良くやった」
good night gn8「おやすみ」
Good luck GL「幸運を祈る」
I’v got to go gtg「行かなきゃ」
Good luck have fun GLHF「よろしくね」
hit me up hmu「誰か連絡くれ」
Half laugh Heh「ウケる」
In Real Life IRL「現実の世界では」
I don’t care idc「構わないよ」
I see ic「了解」
In my opinion imo「私の意見は」
Just playing jp「冗談だよ」
Just kidding jk「冗談だよ」
Ok k「オーケー」
Laughing my ass off Imao「大爆笑」
Let me know lmk「知らせてね」
Laugh out loud lol「笑」
No problem np「問題ない」
never mind nvm「気にするな」
Not safe for work NSFW「閲覧注意」
and n「そして」
Oh my God omg「なんてことだ」
Probably Proly「たぶん」
People ppl「人々」
repondez s’il vous plait RSVP「出欠のお返事をください」
Shut the fuck up STFU「黙れ」
What’s up? sup「最近どう?」
Thanks THK(TK,TX)「ありがとう」
Thank you ty「ありがとう」
To be determined TBD「未定」
To be honest tbh「正直言って」
Talk to you later ttyl「また後でね」
You u「あなた」
you are ur「あなたは」
your ur「あなたの」
you too u2「あなたもね」
without w/o「~なしで」
What the fuck WTF「なんてことだ」
Wait w8「待って」
welcome back wb「お帰りなさい」
Yes yup「そうだね」
You only live once Yolo「人生は一度だけ」
for 4
forget 4get
to 2

あくまでも、代表的なものを紹介していますので、まだまだたくさんあります。

ご自分でも探してしてみてください。

特に「リエゾン」に関しては、一種のスラングとも考えられていて、つながった言葉の発音をもとに略されているのでたくさん存在しますし、流行などもありますのでツィッターなどで検索してみると面白いですよ!!

短縮形が複数ある場合


ネイティブが英文を短縮することが分かり短縮された英語を使っているとあることに気が付きます。

あれ?“You are not”の略って“You’re not”と“You aren’t”の2種類出来上がらない?

こういう疑問は「どっちでもOkというオチでしょ」と放置すると結構もやもやしてしまうと思うので、ネイティブに実際のところどうなのかを質問してみました。

その回答が下記

You’re not の方が、notのニュアンスが強いです。You’re NOT leaving socks on the floor. とか You’re NOT coming? みたいな感じです。
You’re not の方が declarative で You aren’t の方がQuestion のニュアンスを持っています。
Question のようなニュアンスを持っている理由は、Aren’t you 〜 ?のように使うからです。

実は、“not”に関してのニュアンスは予想がついていました。

ようするに否定を強く強調したいときには“You’re NOT ”のように強く発音したりするわけですね。

ただ、“You aren’t”の方が疑問のニュアンスを持っていることは知りませんでした。

こういう細かいニュアンスを気にしだすとなかなか話せないので、初心者はあまり深く追求しないことをおすすめしておきますが、今後英語学習が進んでいきこの疑問を感じたときにでも、この記事のことを思い出していただければと思います。

その質問時にもう少し掘り下げて確認していることを記事にしていますので、混乱しない人だけ読んでみてください。

⇒ “You’re not” と “You aren’t” の違いをネイティブに聞いてみた

使い分け難しいですね。

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リスボン
イングリッシュプラス編集部リスボン。留学経験なし。英会話教室に通った経験なし。英語を学び十数年。英語ネイティブの先生に英文法やニュアンスの質問ばかりして嫌がられています。