英語で「~すると思います」や「~するつもりです」と言いたいときに使えるのが、“will ”を使った表現です。

“will”は未来に起こる出来事や自分が決めたこと「約束や意思表示(するつもり)」、「予測や推測(だろうなあ)」を表現するときに便利な単語です。

「するつもり」は意思、「だろうなあ」は予測なので、未来形という言い方に違和感を覚えるかたも多いと思いますが、ここでは便宜上未来形という呼び方をします。
 

willを使った未来形の基本構造

“will”を使って未来のことを話すときの文は、次のように作ります。

主語 + will + 動詞の原形

willは助動詞で、動詞の前に置き動詞は原型にします。

たとえば、「私は宿題をやるつもりです。(その場で決めたこと)」と言いたいとき、英語ではこう言います。

I will(I’ll) do my homework.

※一般的にネイティブは、I willは“I’ll”のように短縮形を使います。

I(主語) + will + do(動詞の原形) my homework(自分の宿題).

こんなときも、“will”が使えます。

現金で払います。(意思)

I will pay in cash.

英文法に無理やり当てはめて英文を作ると、“I’ll pay in cash.”という感じに文を組み立ててしまいますが、“I will be paying with cash.”というフレーズもよく耳にしますよね。

キャッシュレス決済だとこんな感じになります。

イッピーペイで!!(意思)

I’ll pay by ippeePay.

I will call you later.
「後で電話します。」(その場で決めたこと)
I’ll pay.
「僕が払うよ」(意思を伝える)
I will help you.
「手伝います」(意思を伝える)
She will help you with your homework.
「彼女があなたの宿題を手伝ってくれると思います。」(予測)
They will arrive at 6 PM.
「彼らは午後6時に到着するでしょう。」(予測)
It will be sunny tomorrow.
「明日の天気は晴れでしょう」(予測)

使い方のポイント

その場で決めたこと

今この瞬間に決めたことを話すときにwillを使います。

I will buy some coffee.
「コーヒーを買います。」

予測や推測

未来に起こりそうなことを予測するときにもwillを使います。

It will rain tomorrow.
「明日は雨が降るでしょう。」

約束や意思表示

自分の意志や約束を伝えるときにも使います。

I will help you with your project.
「あなたのプロジェクトを手伝います。」

否定文

否定文は、“will”の後ろにnotを置くだけです。

現金では払いません。(意思)

I will not pay in cash.

この場面だと、「現金で払いますか?」と聞かれてるので、I’ll pay by ippeePay.「イッピーペイで」や、Do you accept credit cards? 「カードで払えますか?」のような使い方をすることが多いと思いますが、否定文を作る練習なので、突っ込みは無しで。

略す場合は、I won’tです。

I will not(won’t) eat dessert tonight.
「今夜はデザートを食べません。」(意思)
I will not(won’t) go to the party tonight.
「今晩のパーティーには行かないと思う。」(予測)

疑問文

疑問文は主語と“will”を入れ替えるだけです。

現金で払ってくれる?(依頼)

Will you pay in cash?

この場面も、店員さんはこんな言い方はせずに、「お支払いはどうしますか?」なので、実際には“How would you like to pay?”のような感じになると思いますが、主語とwillを入れ替えるということだけ覚えればOKです。

実際にはで、Will you help me? 「手伝ってくれない?」のような意思の確認(依頼)をする場面が多いと思います。

Will you take a taxy.
「タクシー呼んでくれる?」(依頼)
Will you call me (when you arrive)?
「電話くれる(到着したら)?」(依頼)
Will you close the window?
「窓閉めてくれない?」(依頼)

willとbe going toの違い

未来のことを話すときには、“will” と “be going to” のどちらも使えますが、ニュアンスが少し違います。

“will”は、その場での決定や予測に使われることが多いです。

I will open the door.
「今、ドアを開けます。」

“be going to”は、すでに決まっている予定や計画を表すときに使います。

I’m going to visit my friend tomorrow.
「明日友達を訪ねる予定です。」

まとめ

will + 動詞の原形 は、未来の出来事やその場で決めたこと、予測を表すときに使います。日常会話でも非常に使いやすく、英語を学び始めたばかりの人でもすぐに使いこなせる表現です。

「すると思います」「~するつもりです」と言いたいときには、will を活用して、未来についての英語表現をどんどん使ってみましょう!