目次
英会話教室の役割を理解していないとお金が無駄になる
英会話上達を目指すのであれば、英会話教室に通うことはあなたにとってとても有利になると思います。
行かないよりも絶対行ったほうが良いです。
ですが、ここにも落とし穴があります。
英会話教室の主な役目は2つある
私はネイティブ講師にマンツーマンレッスン、グループレッスンの両方を受けていたことがありますが、先生に確認したところ英会話教室での最大の役割は生徒さんにスピーキングをする場所を提供することなんだそうです。
家で英語教材を使って学習しても、日本人はなぜか読み書き中心で、リスニングのレッスンはしてもスピーキング(音読)を満足に行う方は少ないので、この場に来て徹底的にスピーキングを行って欲しいといわれました。
家では記憶中心の勉強、例えば英文法や会話を覚えることに重点を置き、英会話教室ではとにかくネイティブの先生と英語を話しまくるのが一番効率が言い学習法だと熱く語ってくれました。
ちなみに、英会話教室に通っていても、あまり発言しない生徒さんは上達が遅いそうです。
自分の家で勉強をして来ない方など論外で、ただ英会話教室に通っているだけでは英語は絶対に話せるようにならないともおっしゃっていました。
この英会話教室という空間は、必然的に声に出してスピーキングをしなければならない環境を提供する場になっているわけです。
確かに英語教材のCDやDVD相手にスピーキングができる時間というのは限られてきますし、一人暮らしでもない限り家族という邪魔が入ります。
英語の音読が恥ずかしいという方もいらっしゃるでしょう。
これを知らずに英会話教室に英語の勉強をしに行こうと思っているような方は高確率で英語ができるようにはなりません。
英語が短期間で話せるようになる方は家でしっかりと英語の学習をしてくる人です。
家では教材などを使って読み書き、リスニング、時にはスピーキングなどしっかり基礎を勉強し、英会話教室で話す英語の予習など準備をしっかりしてから授業に望むというのがベストです。
英会話教室の授業でだけ英語に触れるという方はいつまでたっても英語を話せるようにはならないでしょう。
また、英会話教室にはもう1つ重要な役割があるそうです。
日本人の外国人恐怖症(コンプレックス)をとり払う
読み書きもかなりでき、普段は英語を何不自由なく話すことができるレベルになっても、欧米人の前になると固まってしまい、目の前でナチュラルスピードでまくし立てられるとパニックになってしまう日本人は非常に多いそうです。
実は私はあまりそのような感覚がないのでビックリしたのですが、特に女性に多いようで、グループレッスンの仲間数人に確認したところ全員が「分かる」といっていました。
この恐怖症を取り除くことも英会話教室の大きな役割で、これだけは英語教材ではどうにもなりません。
最近はスカイプというインターネット上の無料で通話できる電話のようなシステムを使う、格安英会話スクールが流行していますが、対面とは行ってもモニター越しにですから、このようなオンラインの英会話スクールで外国人恐怖症を克服するのは難しいかなあと思います。
しかも格安のものは、フィリピン人講師であることが多いので、ここを気にするのであれば欧米人の先生がいるオンラインスクールを選んだほうがいいでしょう。
フィリピン人も外国人ですが、アジア系の外国人は親しみがあるというか、、日本人と見た目があまり変わらず、なじみがあるので外国人恐怖症のレッスンにはならないというのが一般的な意見です。
基礎力がない状態で通っても全く上達しない
前述しましたが、英会話教室はとにかく話すのが目的なので、英語の基礎を勉強せずにいきなり通っても上達は難しいでしょう。
私の経験からすると、ネイティブの講師は日本語が片言の方が非常に多いです。
日常会話が問題ないという講師を選んでも、日本語のニュアンスなど通じないことがほとんどです。
ですので、そこで英語と日本語のニュアンスの互換などはほとんど勉強できませんし、英語でしか説明してくれない講師がほとんどですので、基礎英語ができていないとチンプンカンプンなまま帰宅することになるでしょう。
ホントにお金がもったいないです。
英語で質問しろという先生もいますし、非常にストレスがたまることになると思います。
英語での説明を受けていても、もう面倒になってしまって全く分からない説明でも分かったふりをしている生徒もたくさん見てきました。
予習は必要です。
ちなみにこれはオンライン英会話でも全く同じです。
無料お試しができるオンライン英会話スクールで試してみるといいでしょう。
あなたが初心者なら何もできずに終わってしまうので、基礎学習の大切さが分かってとてもいい経験になるはずです。
先生にも当たりはずれが
当然ながらネイティブ講師には当たりはずれがあります。
仮に、その英会話スクールで英語ができるようなすばらしいメゾットが確立されていたとしても、あなたの担当になる講師によって結果はかなり左右されることになります。
これは私の友人のバイリンガルに聞いた話なのですが、英語圏のネイティブにとって英語の先生という職種はかなり下に見られており、非常に人気のない職種なんだそうです。
その理由は簡単で、英語ネイティブでさえあれば短い期間の研修を受けるだけで簡単に英語の先生になれてしまう可能性が高いからです。
これ裏を返せば、英語さえできれば何の能力がなくてもできる職業ということでネイティブの間では下に見られるんだとか。
これに関しては私はネイティブではありませんので、真意は分かりませんが、無くはない話かなという印象を受けました。
話がそれましたが、結果、英語を教えることがスキ、英語が苦手な日本人のために人肌脱ぎたいなどの志を持った講師は少なくなります。
時間から時間で終わり、発音矯正も適当にOKをだし、生徒の質問には英語でしか受け付けない先生もいますので、もしそうような先生に当たった場合で自分がそのレベルにない場合は学校側に申し出てもいいと思います。
私のおすすめは、英語ネイティブなのに、日本語を苦労して覚えたような苦労人です。
こういう先生は、日本語を覚える際に何に苦労したか、日本語との違いにどう対応したかなど、身をもって体験しているので教え方も非常に上手です。
まとめ
お金に余裕があるならぜひとも通いたいですが、通わなくても全然英語はできるようになる。
オンラインレッスンをするのであれば、白人のネイティブで日本語が話せる人を選べるスクールを。
これから英会話の勉強をはじめようと言うような、英語初心者は通っても上達しない可能性が高い。