中学生の時に習った単語“find”。

「見つけ出す、見つける」という意味ですね。

不規則動詞で『find』⇒『found』⇒『found』、と呪文のように唱えた日々を思い出します。

その“find”に“out”を付けた、“find out”。

“find out”の意味を辞書で調べると、これも「見つけ出す」という日本語訳が出てきます。

日本語では同じ「見つけ出す」ですが、英語ではどんな違いがあるでしょうか。

“find”と“find out”の違い

Find → 人、物
「誰か、何か、を見つけ出す」

Find out → 情報
「研究や調査結果で得られた事実や真相、計算や時間経過による結果情報を見つけ出す」
 → つまり日本語では知る、分かると訳すのが自然。

驚くことに、findと“find out”の違いはこれだけ!

“find”の後ろには人や物が続き、“find out”の後ろには情報が続きます。

例文で見てみましょう。

findを使った例文 

I found an authentic Japanese restaurant in Vancouver.
「私はバンクーバーで本格的な日本料理レストランを見つけました。」
Ken has not found a job yet.
「ケンはまだ仕事を見つけていません。」
I will find you anywhere I go.
「どこに行っても私はあなたを見つけ出します。」

☆このように、“find”の後ろには人や物を意味する名詞が続きます。

find outを使った例文

I found out my husband did not like pizza.
「私は私の夫がピザが好きではないと知りました。」
Did you find out what time you will be home on Monday?
「あなたは月曜日の何時に家に帰るかわかりましたか。」
I will find out if I passed the entrance examination for Tokyo university tomorrow.
「明日、私が東京大学の入学試験に受かったのかわかります。」

☆このように、“find out”の後ろには研究や調査結果で得られた事実や真相、計算や時間経過による結果など、情報全般が続きます。

“Find out”を直訳で「見つけ出す」と訳してももちろん正解ですが、「知る、わかる」など自然な日本語に訳されることもあります。

名詞が続く時は“find”、情報が続く時は“find out”、とっても簡単ですね!

是非“find”だけではなく、“find out”も使ってみてください。