「ing」 と 「ed」がつく形容詞は山ほど存在しますが、あなたは一瞬でニュアンスを使い分けることができますか?
文法を理解したつもりでも、いざ本番で使うときには瞬間的にニュアンスを理解できなければパニックになり撃沈すること必至です。
今回はこの「ing」 と 「ed」の最も簡単な使い分け方をお教えします。
と言ってもかなり簡単ですが・・・・
あっそれもしかして「自分は退屈な人です」って言っちゃってるかも
理屈ばかり並べても分かりにくいと思うので、まずはこの話をする上で最も有名な例文を2つ見比べてみます。
[2]・・・ I am bored.
あなたはこの2つの例文の意味の違い分かりますか?
おそらく日本人の多くが「ing」が現在分詞で、「ed」が過去分詞だから・・・「be動詞+現在分詞」は進行形で・・・「be動詞+過去分詞」は受動態だから・・・
I am boring.は「私は退屈しているところだ。」※間違いです
と答えてしまうと思います。
過去には私もそうでした。
偉そうに書いていますが、知り合いのバイリンガルに質問されて見事に引っかかりました。
正解は下記です。
[2]・・・ I am bored.「私は退屈している。」
もう本当に恥ずかしかったことを覚えています。
理屈はどうでもいいので、この2つの例文を覚えちゃおう
私は理屈ではなくこの例文の比較を頭の中に入れておいて、会話の際には一瞬でこの2つの例文を思い浮かべて判断するようにしていたら、知らない間にに使い分けられるようになっていました。
ing:その物事自体が退屈、他人が自分を退屈させる
ed:自分が退屈している
理屈抜きでこのように覚えておいて、一瞬でこの2つの英文をの比較を思い浮かべるのが最も簡単な使い分け方です。
私はこの方法でとりあえず使い分けていたら自然に身についてしまったのですが、記事にならないのでなんとなく説明してみます。
現在分詞って進行形に使われるんじゃないわけ?
こう思った人は中学校時代まじめに勉強していた方です。
ですが、現在分詞 = 進行形とは限らないんですよ。
※ちなみに受動態はbe動詞+過去分詞、現在完了形はhave(has)+過去分詞
ですので、今回覚えて欲しいのは現在分詞も過去分詞も「形容詞」のようにも使えると言うことです。
つまり
- 現在分詞 = 「進行形にも使われ、形容詞として用いられることもある。」
- 過去分詞 =「受動態にも使われ、形容詞として用いられることもある。」
be動詞がついているのでやっかいなんですよね!!
とにかく「現在分詞」も「過去分詞」も形容詞のようにも使えるということだけ覚えてください。
で、本題の使い分けですが下記のように覚えてしまえばOKです!!
ing? ed?
ed:自分の感情
じゃあその前までの説明はなんだったんだ・・・って感じですが、混乱すると面倒なのでこれで理屈抜きにこう覚えてしまえばOKです。
こういうのを「形容詞的用法」と言ったりします。
「この漫画マジつまらない。」
This news is shocking.
「このニュース衝撃的。」
You are boring me.
「あなたは私を退屈させる。(君つまらないね。)」
Hiro is really boring.
「ヒロマジでつまらないよね。」
I’m bored.
「退屈だよ。」
I was so excited when I heard the news.
「そのニュースを聞いてすごく興奮したよ。」
He is really bored!
「彼にはいい加減うんざりしてるわ。」