今回は「Pick」「Choose」「Select」のニュアンスの違いをご紹介していきます。
どれも「選ぶ」という意味がありますが、全て状況などに応じて選ぶ言葉を変えていく必要があります。
一つ一つどのように使っていけばいいかをご説明していきます。
pick:最もカジュアルな表現。あまり重要ではないことを直感で選ぶ
choose:日常的によく使われる。自分の判断に基づきよく考えて選ぶ
select:フォーマルな表現。慎重に注意深く選ぶ
Pick
“pick”は直感でこれ!と何かを選ぶ時に使います。
重要な選択を強いられない時に使うことが多いので、何かを軽い気持ちで選ぶニュアンスを覚えておくと良いと思います。
普段の生活でも“pick”を使うシチュエーションにはたくさん出会うことがあると思います。
例えば、自動販売機でジュースを選ぶ時やコンビニでお菓子を選ぶ時など欲しいものをすぐに手にとる時などは“pick”を使います。
今日着ていく服を選ぶ時にも“pick”を使うことができますが、何かにイベントのために何日も前から考えて服を選ぶ時には使うことはできません。
あとでご紹介しますが違う単語を使います。
“pick”を使う時には自分が欲しいものをパッと選ぶことが大切で3つの単語の中では最もカジュアルで気軽なニュアンスです。
「私は自動販売機でオレンジジュースを選びました。」
I will pick the strawberry ice cream at the convenience store.
「私はコンビニで苺アイスクリームを選ぶつもりです。」
I picked the black sneakers for my today’s style.
「私はその黒いスニーカーを今日のコーディネートとして選びました。」
choose
“choose”はいくつかあるもの(二つ以上の選択肢)の中から自分の好みなどを踏まえた上でよく考えて選ぶ時に使います。
直感で何かを選ぶのではなく、自分の基準に基づいて何を選ぶのかを考えるときに使うので、日常会話では最も一般的な表現です。
レストランでメニューを選ぶ時や結婚記念日や誕生日など何かの記念日に喘げるプレゼントを選ぶ時はかなり迷いますよね。
そんなシチュエーションに一番合うニュアンスの単語が“choose”です。
先ほど“pick”で出てきた「何日も服を選ぶシチュエーション」に関しては、「何かのイベントのために何日も前から服を選んでいた」わけですから、自分の基準に従ってしっかりと考えたということで“choose”が最も近いニュアンスと言っていいでしょう。
「私はイタリアンレストランでマルゲリータを選ぶつもりです。」
I chose the necklace for our wedding anniversary.
「私は結婚記念日にそのネックレスを選びました。」
I chose this pink dress for your birthday party.
「私はあなたの誕生日パーティーのためにこのピンクのドレスを選びました。」
select
最後に“select”についてご紹介していきたいと思います。
“select”はその時と場合に応じて何が一番適切かを吟味して慎重に選ぶときに使います。
“pick”や“choose”のように自分が欲しいものや自分が選びたいものを選ぶというよりは、自分の意思ではなくその場に合った最も適切なものを選ぶというニュアンスなので、会議で分かれた意見を選ばないといけない時、学校で誰を生徒会長として選ぶのかなど重要なことを選ぶようなシチュエーションで使います。
また、“select”はかしこまった言い方でもあるので、フォーマルな場面でもたびたび使われます。
先ほどから例として出している「服を選ぶシチュエーション」で重要な会議のために何を着ていくのか選ぶ場合には、“select”を使うのが最も適しているといえます。
私は次の会議で彼の意見を選ぶつもりです。
I selected Lisa as the new head of the student council.
私はリサを新しい生徒会長として選びました。
I selected this white blouse for today’s meeting.
私は今日の会議のためにこの白いブラウスを選びました。
このように同じ「選ぶ」自分がどのようなシチュエーションに置かれているかによって選択する単語が変わってきます。
“pick”“choose”“select”を使った英語の文章を作る時には自分がどのような場面で使いたいのかをよく考えて作ってみてください。