「気が付く」「気付く」という意味の“recognize”“realize”“notice”は日本語に訳すと似たような意味になりますが、ニュアンスが全て異なるので例文を元に一つずつご紹介していきます。

Recognize:(すでに知っていることだと)識別する
Realize:(頭で理解して)気付く、悟る、自覚する
Notice:(五感で)気付く、分かる

「Recognize」(すでに知っていることだと)識別する

“Recognize”は以前に一度でも見たり、聞いたことのある人や物を再度見たり、聞いて認識した時に使う「気付く」なので、日本語の意味で一番近い表現は「見分けがつく」や「見覚えがある」になります。

ニュアンス的には、初めての事柄ではなく、過去に一度でも見たり聞いたりしたことを思い出して「ハッ」と気付く感じです。

例えば、ショッピングモールなどどこかで一度聞いたことのある曲がテレビで流れていることに気が付いた時や小学校の同級生に大人になってどこかで偶然出会い、同級生だと気がついた時には“recognize”を使って表すことができます。

I recognized this song because I listened to it in the shopping mall yesterday.
「この曲が昨日ショッピングモールで流れている曲だと気がつきました。」
I recognized her who was my elementary school classmate.
「私は小学校の同級生だった彼女に気がつきました。」

この3単語の中では“Recognize”だけニュアンスが全然違うので、使い分けは簡単かと思います。

「Realize」(頭で理解して)気付く、悟る、自覚する

“realize”のコアイメージは「理解する」、「悟る」、「自覚する」になります。

頭で考えてその状況を理解した際に得る「気付き」なので、日本語のニュアンスで行くと「悟る」が一番近い表現かと思います。

ちなみに“recognize”とは違い、その状況が過去に経験したものか初めての状況かは重要ではありません。

目の前で起こっている状況がどういった状況なのかを考えて理解するということが重要です。

例えば学校へ着いた後に何か忘れ物をしたことに気がついた時や家をでた後に家の鍵を閉め忘れたことに気がついた時には頭で考えて忘れたという状況に気がついているので“realize”を使って表すことができます。

I realized I left my English textbook at home when I arrived at school.
「私は学校へ着いた時、家に英語の教科書を忘れたことに気がつきました。」
I realized I forgot to lock the door after I left my home.
「私は家をでた後、ドアの鍵を閉め忘れたことに気がつきました。」

「Notice」(五感で)気付く、分かる

“Notice”はその時の感覚で何かに気が付いたり、分かった時に使う「気付く」です。

考えたり過去の状況に基づいて何かに気が付くのではなく、友人が新しい髪型にしていることに気が付くなど、パッと見ただけで何かの変化に気が付く時に使います。

また、見るだけではなく聞いたり食べて味の変化に気づくなど味覚での気づきにも“notice”を使うことができるので、五感と言われている感じ方での気づきに対してはどれも“notice”が使えます。

例えば友人の車が変わっていることに気づいた時や母親のご飯の味がいつもと違うことに気がついた時には“notice”を使って表します。

I noticed that my friend changed the new car.
「私は友人が新しい車に変えたことに気がつきました。」
I noticed that my mother’s cooking tasted different from always.
「私は母のご飯がいつもと違うことに気がつきました。」

日本語で「気付く」といえば、この五感で感じ取って何かに「気付く」を表すことが多いので、“Notice”は3つの単語の中では私たちが思っている「気が付く」のニュアンスに近いのかなあと思います。

このように“recognize”“realize”“notice”の3つの単語をご紹介しましたが簡単にまとめると“recognize”は過去に経験したことを再認識した時に使い、“realize”は頭で考えた上で何かに気がついた時に使い、“notice”は五感で直感的に何かに気がついた時に使います。

日本語だと「気が付く」の一つの言葉で言い表されてしまう単語ですが英語だとニュアンスが異なるので違いを理解して使ってみてください。

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Aya

Aya

元子供向け英会話教室の講師。アメリカ留学経験あり。現在は子育てをしながら記事を書いています。