遅れます

遅刻を伝えたいときによく使われる一般的な言い回しで、オフィスやビジネスの場面で使うことができるので、基本の表現となり、“be late”は遅刻する、“be going to ”は確定的な未来を表します。

I’m sorry,I’m going to be late.
「すみません、遅れます。」

遅れる時間が分かる場合

I’m going to 具体的な時間 late.

アバウトな場合

I’m going to about 具体的な時間 late.

遅れる時間が分かっている場合は、“I’m going to 10 minutes late. ”(10分遅れます)や、大体の時間を付け加える場合は“I’m going to about 10 minutes late. ”(10分ほど遅れます)のように、どのくらい遅れるかを合わせて伝えることもできます。

ちなみに、この表現は遅れることが確定しているので、この場合は“will”は使うことができません。

“will”を使うなら

「遅れる」ではなく、もうすぐ着くと言いたい場合には、まだ確定していない、これから起こる未来のことを伝えるので、“will”が使えます。“I’ll be there in 15 minutes.”(あと15分で着きます)、“be there”に関しては、後ほど詳しく説明します。

a

Sorry, I’m going to be late. 「すみません、遅れます。」


b

What happened?「どうかしたんですか?」


a

I’m stuck in traffic. 「渋滞に巻き込まれてしまって。」

I’m sorry,I’m going to be late.
「すみません、遅れます。」
I’m going to 10 minutes late.
「10分遅れます。」
I’m going to about 10 minutes late.
「10分ほど遅れます」
I’ll be there in 15 minutes.
「あと15分で着きます。」

遅れる理由を付け加えるとスマート

待ち合わせの際に遅れる場合、「電車に乗り遅れた」、「渋滞にはまった」など一緒に理由を言っておくとスマ―トです。

I’m sorry,I’m going to be late! I missed my train.
「すみません、遅れます。」「電車に乗り遅れまして。」
I’m sorry,I’m going to be late! I’m stuck in a traffic.
「すみません、遅れます。」「渋滞にはまっていまして。」
I’m sorry,I’m going to be late! I’m stuck in a traffic jam.
「すみません、遅れます。」「すごい渋滞にはまっていまして。」

渋滞にはまっている表現の場合、“traffic”を“traffic jam”にすることで、より渋滞がひどいことを強調できます。

遅れています

似た表現で、“I’m running late.”(予定の時間より遅れています)もよく使われます。

こちらも“I’m running 20 minutes late.”(20分ほど遅れています。)や“I’m running about 20 minutes late.”(20分くらい遅れています。)のように具体的な時間を付け加えることも可能です。

進行形なので「遅れている最中」といったニュアンスが伝わってきて、私達日本人にもイメージしやすいと思います。

“I’m going to be late.”と比べるとややカジュアルな感じなので、フォーマルな場面では避けておくといいでしょう。

ちなみに、この表現は、“Michelle is running about 10 minutes late.”(ミシェルは予定より10分ほど遅れています)のように、第三者のことについて伝える場合によく使われます。

I’m running late.
「予定の時間より遅れています。」
Michelle is running about 10 minutes late.
「ミシェルは予定より10分ほど遅れています。」
I’m running 20 minutes late.
「20分ほど遅れています。」
I’m running about 20 minutes late.
「20分くらい遅れています。」

もうすぐ着きます

I’m almost there.
「もうすぐ着きます。」

コアイメージ

be動詞+there「そこにいる」

「そこに着く」と言いたい場合は、“be動詞+there”で表現します。

“almost”は「ほとんど」という意味の副詞です。

“be動詞+almost+there”で、「ほとんどそこにいる」つまり、「もうすぐ着くよ」という表現になります。

“be動詞+there”は、主に口語(話し言葉)で使われ、「そこにいる」というコアイメージなのですが、「そこに行く」、「出席する」、「行く」などコアイメージから派生した幅広い意味で使われます。

“I’ll be there.”(そこでね!)“Be there!”(そこにいてよ!)などは、映画やドラマでよく出てくるので、意識してみてください。

“almost”は未来の言葉

「もうすぐ着く」というのは、実際にはまだ着いていない状態です。

ということは未来のことを言ってるわけですから、本来であれば、”I will be almost there.”となるのでは?と思ってしまった方、正解です。
それも正解なのですが、実はこの”almost”を用いることによって未来のことでも未来形を使わずに表現することが可能になります。

“almost”は、「ほとんど」、「もう少しで」、「だいたい」、「(実は違うが)もう少しで」などといった意味があり「何かに到達する一歩手前」という、未来のことを表現するニュアンスをはじめから持ち合わせている単語なのです。

そのため、わざわざ未来形にしなくても大丈夫ということになっています。

例えば「もう少しで5時です。」と言いたいときには、一瞬未来のことなので未来形を使うのかな?と思ってしまうのですが、“almost”自体が未来のことを表すので”It’s almost five o’clock.”でOKということになります。

「夕食の準備はだいたい出来ているよ。」という場合も、”Dinner is almost ready.”となります。

英語には現在・過去・未来のほかにも時間を区別するために用いなければならない用法が存在するので、瞬時に考えることは難しいですが、この”almost”のような単語があれば、勝手に未来のことについて話していることが分かるので非常に便利な単語と言えます。
ぜひ、日常使いしたいですね。

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リスボン
イングリッシュプラス編集部リスボン。留学経験なし。英会話教室に通った経験なし。英語を学び十数年。英語ネイティブの先生に英文法やニュアンスの質問ばかりして嫌がられています。