someとanyの違いと使い分けは、私も本当に苦労しました。

おそらく学校での教え方?にも問題があると思うのですが、テスト勉強用に「someは肯定文で使い、anyは疑問文と否定文で使う」と覚えさせられたと思います。

これは基本は間違いではないのですが、肯定分でもanyが使われることがありますし、疑問文でsomeが使われることもあります。

これらのパターンを「例外」と言って簡単に説明しただけで流されてしまった方も多いかと思いますが、実はこの例外をしっかり覚えることこそ、someとanyをうまく使い分けることができるためのキーポイントになります。

基本は「someは肯定文」、「anyは疑問文&否定文」で使いますが、例外が意外と多く例外のパターンとニュアンスを覚えておかないと混乱する。

someは肯定文で使われ、anyは疑問文や否定文で使われる

これ、中学で習いましたよね。

忘れていた人もなんとなく終えていると思いますが、基本はこの使い方でOkです。

簡単に用法(使い方)だけ見ておきましょう。

someは肯定文

someの基本ニュアンスは「いくつかの」「いくらかの」「何人かの」になり、一般的には肯定文で使われます。


I have some siblings.
I bought some bags.
「私はカバンをいくつか買いました。」
I have some money.
「私はお金をいくらか持っています。」
I have some siblings.
「わたしには何人かの兄弟がいます。」

※something「何か」、someone「誰か」、somebody「誰か」、somewhere「どこか」でも全く同じ使い方です。

anyは否定文、疑問文

anyは基本は否定文や疑問文で使い、基本ニュアンスは疑問文で使う場合「誰か」「いくらか」、否定文で使う場合「誰も」「どれも」「少しも」になります。

Do you have any money?
「あなたはお金をいくらか持っていますか?」
No. I don’t have any money.
「いいえ。少しも持っていません。」

このように、疑問文や否定文の場合はsomeをanyに変えて使います。

ただし、anyを使う時にニュアンスは、相手がお金を持っているかどうか分からないとき、相手の返事がYesなのかNoなのかが分からないときです。

※例外として、相手の答えがYesと予想できる場合はsomeを使います。(後述します)

Do you have any siblings?
「あなたには何人かの兄弟がいますか?」
No. I don’t have any siblings.
「いいえ。私には1人も兄弟がいません」

※Anything「何も」、Anyone「誰か」Anybody「誰か」、Anywhere「どこでも」も全く同じ使いかたです。

例外1 人に何かを勧める(依頼する)時には疑問文でもsomeを使う

Would you like some coffee?
「コーヒーはいかがですか?」
Would you like something to drink?
「何か飲み物はいかがですか?」

こんな感じの表現を聞いたことないですか?

全く違和感ないですよね。

これ実は、誰かに何かを勧めるときには例外として疑問文でも“some”を使うからです。

ニュアンス的にはYesと答えると予想できるときや、Yesであったらいいなあという期待、Yesになるように仕向けるようなときに疑問文で“some”を使います。

ですので、先ほどの「お金持ってますか?」という例文に当てはめて考えてみると下記のようなニュアンスの違いが見えてきます。

Do you have some money?
→ お金を持っている(Yes)と答えると予想している(some)

Do you have any money?
→ お金を持っているかどうか分からないとき(any)

例外2 anyが肯定文で使われることがある

anyが肯定分で使われるパターンは、ニュアンスを確認すると分かりやすいと思います。

anyの基本ニュアンスは、肯定文で使う場合「どれでも」「誰でも」となり、「相手が自由に選択できる」というニュアンスを含むときに使われます。

意味としては「どんな~でも(OK)」という感じです。

例えば、「いつでもいいよ」という時には、“Any time is okay.”と言いますよね。

このanyには、相手次第で自由に選択してOkというニュアンスが含まれています。

You can call me anytime.
「何時でも電話してください。」

また、文自体が否定の意味を表している肯定文の場合は、肯定文でもanyを使います。

否定をしている肯定文なので、否定文に使っているという考え方もありますが、文法上は肯定文なので例外とされています。

“If”を使う条件節の場合はanyもsomeも使う

“If”を使う条件節の場合は、anyとsomeどちらを使っても問題ありません。

使い分けの基準は、anyは相手の答えが予測できないとき、someは相手がYesと答えることが予想できるときですが、ネイティブはあまり詳細に使い分けている印象ではないので、どちらを使ってOKです。

使う人の予想次第ですし。

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