インプット・・・英文法のトリセツor一億人の英文法
初心者が英文法を学ぶならどれがおすすめですか?と聞かれた場合私の中からまっさきに出てくる本がこの本です。
英語学習者の中で英文法の参考書といえば、フォレスト、一億人の英文法、この2択になることが多いのですが、初心者が文法を理解すると言うことを前提に考えるのであれば英文法のトリセツを買えば間違いありません。
英文法のトリセツは、じっくり基礎編、とことん攻略編、中学レベル完結編と3編あるのですが、これ3編とも欲しいです。
ちなみにフォレストが[1520円+税]、一億人の英文法が[1800円+税]なのに対し、英文法のトリセツは3編とも1500円+税なので、合計で4500円+税と本にしては少しお高めになってしまうのですが、3編とも購入して損はしません。
追記
Kindle版ではありますが、3編が1冊にまとまったものも発売されていました。
英文法のトリセツ じっくり基礎編 /とことん攻略編/中学レベル完結編 合本版 Kindle版 価格:¥ 2,830
私がこの文法書をおすすめする理由が、とにかく楽しく読み進めることができるからです。
著者の阿川イチロヲ先生はとてもひょうきんな方なので説明も面白いですし、とにかく飽きさせないという工夫が随所に見受けられます。
また、難しい文法用語をなるべく使わないで砕けた言い方で文法を説明してくれたり、ネイティブの気持ちになってどうしてそうなったのかという時代背景などから丁寧に説明してくれたりと、本当に分かりやすく書かれています。
頭にすっと入ってくる感じです。
また、この本は読み物として読むことができるので、何度も読んで文法を覚えるにはもってこいです。
ただ、中学レベルぐらいは全て頭に入れておきたいので、3編とも購入してください。
各パートの見出しもなんだか楽しそうな見出しになっています。
復習用の演習もあり理解が深まるように出来ています。
既にある程度の英文法を勉強しているという方、中学時代から英語は得意で文法はかなり覚えているよという方は文法の基礎ができていると思うので、一億人の英文法をおすすめします。
一億人の英文法は、ある程度英文法を理解している人が、話すための英文法の理解を深めるために使うと効果を発揮します。
復習&アウトプット・・・Essential Grammar in Use(英語版)
英文法をある程度理解したら次は演習をします。
文法を頭で理解しただけでは実践で使えないのでアウトプットのレッスンを行うことは必須事項です。
その際にドリルなどの問題集形式の参考書を使うわけですが、私のおすすめは実践を全て英語で行うという方法です。
英文法用のドリルはたくさん出版されていて、先ほど紹介した有名な文法書フォレストにも「解いてトレーニング」という本があるのですが、演習は英語版のEssential Grammar in Useを使って英語の説明を読みながら問題を解くのが私の中のベストです。
英文法は英語のニュアンスで覚えたほうが実践で使いやすいと感じていますので、ぜひ試してみてください。
※Essential Grammar in Useは日本語版もありますので購入の際にはお気をつけください。
このEssential Grammar in Useはネイティブの子供が学習するための本なので、図や絵で分かりやすく説明されており、英語力が乏しくても十分理解できますし、日本語で一度英文法を理解している訳ですから、英語でもう一度文法の理解を深めながらドリルを解いていくことにより一層理解が深まります。
Essential Grammar in Useは左側のページが文法の説明、右側のページがエクササイズになっていますので、左側で説明の絵を見ながら右側の問題を解いていくスタイルです。
右側が穴埋めになっているのですが、問題もイラストでイメージしながらニュアンスを学べるようにできています。
イラストを見ながら感じることで文法やネイティブの感覚でニュアンスを覚えることができる。
ちなみにEssential Grammar in Useはイギリスの本なのでイギリス英語が元なのですが文法はアメリカ英語でなくても問題ありません。
どうしてもアメリカ英語で覚えたい人は、Essential Grammar in Useのアメリカ版「Basic Grammar in Use」もあります。
まとめ
とにかく英語初心者で文法アレルギーがある方は、英文法のトリセツ+Essential Grammar in Use
ある程度文法を理解している人は、一億人の英文法+Essential Grammar in Use
このパターンで2種類用意すれば、英文法用に教材などを買う必要はありません。
フォレストがいいか一億人の英文法がいいかは人によるのですが、私のおすすめは断然一億人の英文法です。
両者は本屋さんで手にとって見て判断してみてください。