日常会話において、「緊張するー!!」というシチュエーションって多いですよね。
また、そういうシーンにおいて、まわりのみんなにも”自分が緊張している”ということをちゃんと伝えておきたいところですが、ちゃんと使い分けられていますか?
今回は日本語訳では違いが分からない”anxious”と”nervous”という2つの「緊張する」をネイティブがどのように使い分けているのかを見ていきます。
anxious;不安の要素が強い緊張
nervous:神経が高ぶって緊張
「anxious」不安の要素が強い緊張
“anxious”のコアイメージには「緊張する」「心配する」といった意味があります。
単に緊張しているということプラス、それが心配や気がかりなことを含んでいる場合に用います。
もともと、”anxiety”という「不安」を意味する単語から来ているため、緊張だけでなく「不安」の要素が共にある場合に使います。
また、緊張や心配事が大きすぎて、落ち着かず、そわそわしたり座っていられなくなったり、胸騒ぎがしたりするといった、身体的な症状が起こっている場合にも使います。
「緊張」だけでなく、少し「不安」の要素が大きい場合に用いる”ネガティブ”な「緊張」であるというイメージです。
「昨日の夜勉強せずに寝てしまったので、今日のテストが心配だ。」
I’m so anxious about being away from you. I wish I could have many friends there.
「あなたたちと離れるのはとても不安だよ。新しい学校でうまくやっていけるといいけど。」
例外として、何かを緊張した状態で待っている場合などは、その状態からはやく逃れたいという意味でも用いられます。
例外
「(しばらく会っていなかった友達にようやく会えるというとき)彼女にはやく会ってこの緊張から逃れたい。」
つまり表面上は「彼女に早く会いたい」と言っていますが、その心情は緊張を解きたいという意味です。
あと、最近のネイティブの間では、本来ネガティブな意味を持つ”anxious”を、ポジティブな状況でも使うようになってきています。
反対の意味で使う
「彼女に会うのが待ちきれない!」
などと、本来であれば”excited”を使っていたところを、”anxious”を使うことも出てきました。
会話中なので、それがポジティブなのかネガティブな感じなのかは想像がつくかと思いますが、一応そういうこともあるのだということを頭にいれておくといいかもしれません。
「nervous」神経が高ぶって緊張
“nervous”にも「緊張する」という意味があります。
“nervous”は”nerve”という神経を意味する語が派生してできた単語なので、神経が高ぶって緊張するというコアイメージにになり、日常の様々なドキドキする場面に使うことができます。
「高いところが怖いからジェットコースターに乗るの緊張するよ。」
I’m so nervous to watch this close match, even it’s on TV.
「この試合テレビ観戦だけど、接戦で見ていてとてもドキドキするね。」
I’m getting nervous to perform infront of the audience.
「大勢の前で発表するの、緊張してきた。」
また、緊張しすぎてそわそわしている人のことを”nervous wreck”といいます。
「クラスで英語のスピーチをしたんだけど、とてもとても緊張したよ。」
以上が、”anxious”と”nervous”の違いです。
同じ「緊張する」という意味が主ですが、”anxious”は、「不安」の要素が強い緊張であ