「by」「until」「till」「before」この4つの単語は「~まで」という意味がある前置詞で、どれも時間的な期限を意味しています。

日本語では区別がない言葉なので、違いを覚えるしかありませんね。

これから、この4つの細かい意味を確認しつつ、使い分けできるようにしていきましょう。

まず、大まかな意味を見てみましょう。

by:「ある時点までに(物事が)完了している」ということを表す
until/till:「ある時点まで(物事が)継続している」ことを表す
before:「ある時点よりも時間的に前である」ことを表す

これだけ見ても、”by” と”until, till”は意味合いが日本語とは全然違うことがわかりますね。

それでは、使い方の説明を交えながら改めて意味を確認してみます。

それぞれで意味を確認することも大切ですが、ここでは、二つを比べながら違いに気づき、使い方をマスターしていくという方法をとります。

“by”と”until”の比較

by

I have to submit the report by next Monday.
「次の月曜日までにレポートを提出する必要がある。」

until

Could you keep the documents until next Monday?
「次の月曜日まで、書類を持っていてください。」

どちらも日本語では、「次の月曜日まで」という意味で通用しますが、英語では”by”と”until”で使い分けがされています。

“by”は、「次の月曜日」というある時点で提出を完了していることを示す、「~まで」であるのに対し、”until”は「次の月曜日」というある時点まで継続して持っているということを示す、「~まで」となります。

“by”の「~まで」は、金曜日までであればいつ提出しても大丈夫、遅くとも金曜日まで完了しておけばいいという意味です。

話している今から、未来のいつかの時点まで区画ができ、その区画の中であればいつでもいいので、完了させてくださいというイメージです。

一方で、“until”の場合は、その区画の間は「継続して」いなければなりません。

期間の区画の途中で完了させることは認められず、その区画の最後まで、物事が続けれていることが求められています。

試しに先ほどの文章で、”by”と”until”を逆にしてみるとどうでしょう。

I have to submint the report until next Monday.
「次の月曜日までずっと書類を提出し続けなければなりません。」

“until”には「継続」の意味があるので、次の月曜日までずっと書類を提出し続けるというイメージになってしまい、おかしいですね。

Could you keep this documents by next Monday?
「来週の月曜日までのどこか一回だけ、書類を持ち続けてください。」

これだと、来週の月曜日までのどこか一回だけ、書類を持ち続けるという意味になってしまいます。

細かいことですが、日本語ではどちらも「~まで」という意味でも、この2つを英語では入れ替えて使うことはできないことが分かりますね。

もう一つ例文を見てみましょう。

by

I need to finish my homework by 8:00.
「8時までに宿題を終わらせる必要がある。」

この場合は、8時という「期限までに」宿題を終わらせておけばいいですね。

until

I need to study until 8:00.
「8時まで勉強する必要がある。」

この場合が、8時までという区切られた時間内はずっと、勉強を続けていなければなりません。

途中で終わっても、時間が来るまでは、勉強をしなければならないということになります。

上の文章であれば、宿題が終わればその場で開放されますが、この”until”の場合は違います。

8時までの時間はずっと、同じ動作や状況を保って継続させなければなりません。

“by”と”before”の比較

“before”には「~よりも前」という意味があり、「~まで」とは明確に意味が変わるものの、4つの中では一番”by”と似ていますので、仮に入れ替えても文章がおかしくなることはありません。

ニュアンスは変わりますが、大枠での意味はあまり変わらないといったところです。

こちらも同じ例文で使い方の違いを見てみましょう。

before

Clean up your room before 9:00.
「9時前には部屋を片付けてね。」

by

Clean up your room by 9:00.
「9時までには部屋を片付けてね。」

先ほど見たように、”by”の「~まで」は時間を区切り限定させる使い方をするので、より厳格な印象を与え、一方で”before”は「~より前」なので、やんわりと限定された時間の区切りという印象になりますが、「9時まで」と「9時前の間に」ぐらいの違いなので、「9時までには部屋を片付けてね。」というほとんど同じように思えますね。

日本語では大きく意味は変わりませんが、“by”を“before”に変えるだけで柔らかな表現になるので、この違いを知っているだけで、優しい表現ができるようになります。

“until”と”till”の比較

最後に、”until”と”till”ですが、違いはほとんどありません。

“till”のほうが、若干話し言葉であるとも言えますが、”until”のほうがフォーマルな場面でも日常会話でも両方で使われることが多いです。

書く際に、”l”の数が違うので、間違わないように注意して覚えておく必要はあります。

以上で4つの「~まで」という意味の前置詞の紹介が終わりました。

特に注意して覚えておく2つは”by”と”until”です。

同じ意味でも2つを逆に使ってしまうと、ニュアンスが全く異なってしまうので、注意が必要です。