「Anyway」「Anyways」「By the way」は日常会話の中で頻繁に耳にするワードなので日本人にも馴染みのあるフレーズですが、しっかりと使いこなせてますか?
“by the way”は少し見た目が違うので間違うことは少なそうですが、”anyway”と”anyways”は”s”が最後につくかつかないかでそっくりです。
今回はそれぞれの意味やニュアンスをしっかりと確認します。
ネイティブのように正確に使いこなせるようになれれば、ペラぺラに一歩近づけます。
anyway「とにかく」「そういえば」
“anyway”には「とにかく」という意味があり、何か会話が行われている中、話題を切り替える際に使用します。
例えば、友達と学校の宿題の話をしていましたが、がらりと話題を変えて、今晩のテレビドラマのことについて話したいとします。
I don’t think it’s going to be done by tomorrow.
「この課題が明日までに終わる気がしないよ。」
Yeah. Me either.
「私もだよ。」
Anyway, which restaurant should we choose for your birthday? I’m so excited about it!
「そういえば、誕生日のときのレストランどこにするべきかな?とても楽しみなんだけど!」
などと、がらっと話題を変えるときに便利なワードです。
またそのほかにも、会話の内容を一度まとめたり、脱線してしまった話を元に戻したり、最終的な結果を伝えたり、帰らなければならないときに会話を中断する際などにも使います。
「とにかく、もし学校に遅れたくないのであれば、もっと早く起きるべきだよ。」
Anyway, let’s get started for our lesson.
「その話は置いておいて、レッスンを始めましょう。」
Anyway, I have to go now. See you on Monday.
「そろそろ行かないと。また月曜日にね。」
それぞれのシチュエーションに応じた訳をしてみましょう。
aynways「とにかく(スラング)」
本来なら”anyway”を使う部分に、ネイティブの間で”s”を付けた”anyways”がスラングとして使われ始めました。
ですので”aynways”の意味は「とにかく」となり、使い方もニュアンスも”anyway”と全く同じです。
違いは、スラングでありカジュアルな言い方であるという点です。
もちろん使われるのは会話中に限ります。
仲の良い友だちへ使うことはOKですが、目上の人や、フォーマルな文章などでは使わないようにしましょう。
“anyways”を使われて嫌な気分になるネイティブもいるので、よっぽど親しい間柄でないと使用しなくていいと思います。
「とにかく、あとでラインしとくね。」
by the way「ところで」
“by the way”の意味は「ところで」となり、同じく話題を変える際に使うものです。
ニュアンスが微妙に異なり、急に話題を変えるときに「そういえばあれって・・・」というような感じで使われます。
なので、”by the way”の前に、急に思い出したことを表現する”Oh!”などが来ることが多くなります。
また、「ちなみに」という訳で、話していることにプラスして付け加える際にも使用します。
例文を見てみましょう。
「ところで、あなたはドイツ語も教えているんですね。」
By the way, I used to live in Tokyo.
「ちなみに、私は以前東京に住んでいました。」
今回は、3つの話題を切り替える際に使うフレーズを見てきました。
“anyways”を使う状況にだけ気を付けて、スムーズな会話を楽しみましょう。