「figure out」「understand」「find out」は「理解する」を意味する単語です。

ですが、この3つの単語には大きなニュアンスの違いがあるのです!早速その違いをみてみましょう。

中学校で習ったおなじみの単語「understand」

“understand”は「私は理解していますよ」という状態を表す動詞です。

例えば、動きを表す動詞“run”「走る」の場合、【走る・止まる】を繰り返すことができます。

しかし、状態を表す“understand”「理解する」はどうでしょうか。

【理解する・理解しない】を繰り返すことはできませんね。

よって“understand”が状態動詞であるということがわかります。

My baby does not understand what I am saying.
「私の赤ちゃんは私が何を言っているのか理解しません。」
I understand the importance of exercise.
「私は運動の大切さを理解しています。」

自分で考えて理解する「figure out」

理解をしている状態を表す“understand”に対し、“figure out”には「考えて理解する」という意味があります。

頭を使って考えて、やっと答えに辿り着く、これが“figure out”の持つイメージです。

答えが見つかるまでの道のりが“figure out”を使うことによって表されます。

We are trying to figure out this new IT system.
「私たちはこの新しいITシステムを理解しようとしています。」
He was able to figure out who ate his burger quickly.
「彼は誰が彼のハンバーガーを食べたのかすぐに理解することができました。」

understandとfigure outを比較

同じ文で“understand”と“figure out”を使い比較してみましょう。

A. I understand how to get to the classroom.
B. I figured out how to get to the classroom.
「私はその教室までの行き方を理解しました。」

Aの“understand”を使うと日本語訳にある通り、「教室までの行き方を理解した状態である」という意味になります。

それに対してBの“figure out”を使うとどのようなニュアンスになるでしょうか。

“I figured out”は「私が考えて答えを見つけた」という意味なので、Bの文からは、「私が自分自身で教室までの行き方を見つけ、理解した」というニュアンスが汲み取れます。

その教室を見つけるまで、マップを片手にキャンパスを歩き回る「私」の姿が“figure out”を使うことで見えてきますね。

figure outの使い方

さて“understand”と“figure out”のニュアンスの違いを学習してきましたが、日常生活ではどのように使われるでしょうか。

私とオハイオ生まれオハイオ育ちの夫の日常会話から“figure out”の使い方をみてみましょう。

HannaHanna

私:きゃー!家の中では靴を脱いでってもう何万回と言ったよね?さっき掃除機をかけた所なのに、家中に落ち葉が散らばっている!どうしてくれるの?!

夫

夫:Oh honey, I’ll figure it out later.
「あぁハニー、後で僕がなんとかするよ。」

最初にご紹介するのは、“I’ll figure it out.”というフレーズです。

夫が“I’ll figure it out later.”と私に言う時、そう、それは夫が私を適当になだめてその場をやり過ごそうとしている時です。

ポイントは“figure”と“out”の間に目的語を挟むこと。

「それをなんとかする」figure it out

「これをなんとかする」figure this out

「彼を理解する」figure him out

という風に使えます。

HannaHanna

私:ねぇ聞いて。息子がまたお昼寝をしなかったの。

夫

夫:I figured. Because you never nap train him.
「そうだと思ったよ。だって君が息子をお昼寝するようにトレーニングしないからだろう。」

次にご紹介するのは、“I figured.”というフレーズです。

直訳をすると、I「私が」figured「考えて理解しました。」という意味になります。

ポイントは、他の誰でもない私が理解した、という所。

「やっぱりね」「そうだと思った」「予想通り」という意味で使われます。

この場面では、夫の「君が僕に話す前に、僕は息子がお昼寝しないと予想していたよ。」という気持ちが表れ、妻の私にはマウントを取られているようにしか聞こえません。

understandの使い方

次は“understand”の使い方を私と友達の会話からみてみましょう。

HannaHanna

私:最近息子がイヤイヤ期に入ったみたいで、何をするにも時間がかかるの。

友達友達

友達:Oh I understand. We all have been there.
「あぁ、わかるわ。みんな通る道よね。」

“I understand.”は日常会話でも良く使われるフレーズです。

「そうよね、わかるわ」と相手の気持ちに寄り添うニュアンスがあります。

ママ友の井戸端会議には欠かせません。

HannaHanna

私:Do husbands understand how hard it is to stay home and take care of a baby? No!
「家で赤ん坊の世話をすることがどれだけ大変か世の中の夫にわかる?わからないよ!」

友達友達

友達:They never do!
「絶対理解しないよね!」

Do □ understand~?

という形で“understand”を疑問文で使うと、□の理解力を疑うニュアンスになります。

この例文では、「私」が「世の中の夫」に対し専業主婦の苦労を理解する能力があるのか、と疑問に思っています。

よって、“Do you understand?”というフレーズは必ずしも「わかりましたか。」という意味だけではなく、相手に対して少し失礼なニュアンスを含む時もあります。

そのため、私は「わかりましたか。」と言いたい時は、

Am I making sense?
Did you get it?
Is that clear?

など場面に応じて使うようにしています。

figure outとfind out

“figure out”とよく似ているのが“find out”です。

“find out”を辞書で調べると「見つけ出す」「考え出す」という意味があり、「考えて理解する」“figure out”と似ていますね。

私はどちらを使えばいいのか迷った時、以下のように覚えるようにしています。

figure out how
find out what

“figure out”に続くのは、“how”「どうして」です。

考えて答えまでたどり着く“figure out”には答えがいくつもありますね。

I figured out how to sleep well at night.
「私は夜に良く眠る方法がわかりました。」

「夜に良く眠る方法」というのは、もしかすると日中に運動をする事かもしれないし、晩御飯の後にコーヒーを飲まないことかもしれません。

このように答えがいくつもある場合は“figure out”を使います。

それに対して“find out”に続くのは“what”「何が」です。

答えを見つけ出す“find out”では、答えは一つしかありません。

I found out what to do to sleep well at night.
「私は夜に良く眠るために何をすればいいのか発見しました。」

このように“find out”を使うと、聞き手は一つの答えを期待します。

どちらを使う?「figure out」と「find out」

Do you know how to make Japanese curry?
「日本のカレーの作り方を知っていますか。」

と聞かれた時、皆さんならどのように答えるでしょうか。

I will figure out / I will find outに続く返答を考えてみましょう。

1. I will figure out how to make Japanese curry.
「日本のカレーの作り方をなんとか考えて見つけるよ。」
2. I will find out what recipe to use.
「どのレシピを使えばいいか見つけるよ。」

このように、“figure out”には何通りもの答えがあり、“find out”には答えが一つしかありません。

“figure out”と“understand”また“find out”を学んできましたが、皆さんは意味やニュアンスの違いを理解できたでしょうか。

少しややこしく感じる場合は、是非英会話の中でfigure out / understand / find outを使ってみてください。

実際に使ってみると、きっと習得も早くなりますね!

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Hanna

Hanna

3歳で英語を習い始め、21歳で音楽を学ぶためにアメリカへ留学。そこで夫に出会い現在は在米で一児の母をしている。