自分が「~だと思う」という際は「I think」が一番に思い浮かぶ表現かと思いますが、「思う」という表現は「I think」以外にもたくさんあり英語ネイティブはそれぞれを使い分けています。

今回は一番イメージしやすい「think」のニュアンスを基準に、自分なりの根拠がある「figure(~だと思う)」の使い方をご紹介していきます。

「think」~と思う、~と考える

“think”には「~と思う」や「~と考える」という意味がありますが、自分が思っていることに対して確信や根拠はなく、自信があるないに関係なく、自分はそう考えているということを伝える時に使います。

日本語で説明すると「たぶんそうだと思う」という言い方がぴったりかなと思います。

That節を学校で習ったときにI think (that)~の表現がたくさん出てきましたよね。

根拠も何もなくただ単に自分が「思った」「そう考える」という言い方なのであくまでも発信者が思ったことであり、他人にとっては非常にアバウトな「思う」となります。

I think this homework is really hard.
「この宿題はとても大変だと私は思います。」


日本語英語とまではなっていませんが、誰もがイメージできる単語ですよね。

「figure」

対して今回の主役“figure”は、“think”と同様に「~と思う」や「~と考える」という意味がありますが、自分なりに計算した上で「まあそうなるだろうな」ということを伝える表現です。

使うシチュエーション自体は“think”と同じように何か思ったり考えたりした事を誰かに伝えるというのは変わらないのですが、どうして自分がそう思っているのかが“think”よりも多少明確になっている時に使うことが多いと思います。

例えばですが、下記の例文をみてください。

I figured today’s English class would be canceled.
「私は今日の英語の授業がなくなるだろうと思っていました。」

この例文からはおそらく発言者は発言をする前に英語の先生が昨日体調不良だったとか、大雨警報が今日でているなど様々な理由を自分の中で考えて発言したのだろうということが予想できます。

ちなみに、私がアメリカに留学していた時に日常会話で「~と思う」と言う時に“think”の代わりに“guess”を使っているのをよく耳にしていました。

確信度で比較するなら「guess」や「bet」という言い方もある

“guess”は「推測」を意味する単語なのですが、“I think~”と同じように、“I guess~”で「~だと思う」と日本語訳にされることが多く
混同されやすい単語です。

ですが、「推測」という意味から分かるように、日本語でいうところの「~らしいよ」というニュアンスで使われ、確信度が比較的低めのニュアンスです。

“I think so. ”ではなく、“I guess so.”と言われたら、確信度は低めと考えていいでしょう。

“think”もアバウトな「思う」ですが、それよりも確信度は低めと考えておけばOKです。

確信度高めの「思う」を表現したければ“I bet~”という表現もあります。

“bet”はお金を賭けるという意味なのですが、「賭けてもいい」と思えるレベルで確信しているときに使うことができます。

I bet he is going to be late again.
「(賭けてもいい)彼はまた遅刻すると思うよ。」

というわけで今日の記事のまとめです。

“think”は「~と思う」や「~と考える」という意味があり、その時に自分が思ったことを発言する時に使います。

“figure”は“think”と同じ日本語訳にできますが、自分の中であれこれと頭の中で計算した結果「~のように思う」と発言する時に使います。

何か思っている事を伝える時に“think”を使えば基本的には問題はないと思いますが、余談でもご紹介した通り「~と思う」という意味を持つ単語は“think”や“figure”以外にも“guess”や“consider”など色々あるので、そのときのシチュエーションに合わせて“think”だけではなく他の単語を使って自分の思っている事を相手に伝えてみると良いかもしれません。