日本語では土壇場でキャンセルすることを「ドタキャン」と言いますが、この表現を英語で言うとなると近い表現がいくつか出てきます。
「彼女にすっぽかされた。」
She stood me up.
「彼女はすっぽかした。」
She didn’t show up.
「彼女は現れなかった。」
stood up=すっと立たせていた=すっぽかす
show up=姿を現す
このへんの表現でも十分伝わると思うのですが、英語で一番近い表現は“cancell at the last minute”になります。
「彼女にドタキャンされた。」
“cancell”「取り消す」は、日本語になってしまっていると言ってもいい単語ですよね。
“She cancelled on me.”で「(私との)約束をキャンセルした」となるのですが、これだとまだ「直前で」というニュアンスが入っていないので、直前を表す“at the last minute”を付け加えます。
“last minute”は直訳だと「最後の一分」ですが、「ギリギリで」や「直前で」という意味になります。
ちなみに“last minute”は“last second”に入れ替えて使っても同じ意味です。
これで、“She cancelled on me at the last minute.”「彼女はドタキャンした(彼女にドタキャンされた)」ということができます。
とまあ、これだけ覚えておけば表現できるのですが、英語ネイティブは句動詞を多用するのでついでにもう1つ句動詞を使った“cancell”「取り消す」を意味する表現をみてみます。
それが、“Back out”です。
“Back out”は「約束を取り消す」や「事業を撤退する(手を引く)」などという時に使われる句動詞でドタキャンでも使えます。
「彼女にドタキャンされた。」
どちらの表現でもOKですが、ドタキャンという特性上ネガティブなフレーズになります。
「彼、またドタキャンしたの。」
I’m sorry I had to cancel at the last minute.
「ドタキャンでごめんね。」
Don’t back out at the last minute next time.
「次回はドタキャンしないでよ。」