「絶対に無理」、「生理的に無理」と嫌いな人や物事に我慢できないことを英語で言いたい場合は“stand”を使って表現します。

※今日中に仕事を終えてほしいなどの要求に対し、「物理的に不可能である」というような無理を表す“Impossible”や“No way!”とはニュアンスが違いますので念のため。

I can’t stand it.
「無理(我慢できない)」

“stand”は、「立つ」という意味で使われる動詞ですが、実は様々な意味を持っている単語で、“can”とセットで否定文、疑問文で使われることが多い動詞です。

今回の場合は否定文ですが、“can’t”と一緒に使うと嫌いな物事に対して「我慢ができない」ことを表現できます。

我慢できないという表現は、場面やニュアンスに応じて様々な表現がありますが“I can’t stand it.”は、嫌いな物事や人に対して、嫌いすぎて生理的に我慢できないといったニュアンスが強くなります。

「生理的に無理」「絶対無理」「(嫌いすぎて)我慢ならない」「生理的に受け付けない」など、日本語ではそのあたりでしょうか。

例文には代名詞の“it”が入っていますが、この部分に嫌いな物事を入れれば、そのまま入れたことが我慢できないとなります。

I can’t stand the cold.
「寒いの無理」
I can’t stand insects!
「虫は絶対に無理!」
I can’t stand this hot weather.
「この暑さには我慢できません」
I can’t stand it any longer.
「もうこれ以上我慢できない」
I can’t stand him.
「彼には我慢ならない」
I can’t stand you anymore.
「あなたにはこれ以上堪えられない」

少しやわらかい表現で伝えたい場合は、“There’s no chemistry between us.”「私たちはまったくあ相性が合わないです。」という言い方を覚えておくといいかと思います。

“Chemistry”は「科学」という意味の名詞で、2人の間の「相性」という意味でも使われ“No chemistry”で「相性が悪い」となります。

“There’s no chemistry between A and B.”で「~と~では相性が悪い」という言い方もできるので合わせて覚えておいてください。

音楽グループのケミストリーと関連付けて覚えちゃいましょう。

“No”を入れ忘れると、「相性がいい」になってしまうので入れ忘れに注意!!

基本的にネガティブな言葉は口にしないほうがいいですが。

There’s no chemistry.
「相性が合わないです。」
There’s no chemistry between us.
「私たちはまったく相性が合わないです。」
There’s no chemistry between her and me.
「私は彼女と相性が合わないです。」
There’s no chemistry between that guy and me.
「奴とは馬が合わない。」

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リスボン
イングリッシュプラス編集部リスボン。留学経験なし。英会話教室に通った経験なし。英語を学び十数年。英語ネイティブの先生に英文法やニュアンスの質問ばかりして嫌がられています。