「差し支えなければ」と言いたいとき、日本語では「もしよければ」、「あなたが望むなら」、「もし興味があるなら」という感じでこちらが相手に何かを提案するニュアンスと、「嫌だったらしかたがないんだけどもし可能であれば」「あなたにとって支障がなければ」というこちらがお願いするニュアンスが2種類ありますよね。
「もし可能であれば」、「支障がなければ」
おそらく「差し支えなければ」と言いたい場合日本語でも英語でもこちらのニュアンスを使う機会が多いと思います。
この場合ネイティブは、“If it’s okay with you, ~”という表現を使います。
日本語での近いニュアンスは「もしあなたにとって問題ないのであれば、嫌でなければ」という感じです。
「差し支えなければ、名前を教えていただけますか?」
If it’s okay with you, can we exchange our Line ID?
「差し支えなければLINEで連絡先を交換しませんか?」
その他にも“If you don’t mind,~”や“Would you mind if~ ”という言い方もあります。
「もし気にならないのであれば、電話番号をお教えいただけますか?」
If you don’t mind me asking, how old are you?”
「差し支えなければ、年齢をお聞きできますか?」
Would you mind if I opened a window?
「問題なければ窓を開けてもよろしいですか?」
Would you mind if I useed your pen?
「差し支えなければ、ペンを使わせてもらってもいいですか?」
「あなたが望むなら」、「もし興味があるなら」
こちらの「差し支えなければ」は「もし興味があるなら」、「もしあなたが望むのであれば」という感じでこちらから提案する場合です。
「良かれ」と思って相手に提案する感じですね。
「あなたが望むなら」と言いたい場合は“If you want~”、「もし興味があるなら」と言いたい場合は“If you like~”を使いますが、どちらも同じような意味で使うことができます。
「もし良ければ、ご一緒にどうぞ」
If you like, I will teach you English.
「興味あるなら英語教えますよ。」
ただ、これらの表現は日本人からするとちょっと上から目線てきなニュアンスに感じてしまうんですよね。
ネイティブの場合はそう捉えないみたいで、もっとカジュアルな感覚だというんですがどうも慣れないというのが私の正直な感覚です。
ちょっと使いにくいかなー。
提案するなら“Would you like (to)~ ?”を使いたくなってしまう私は、まだまだネイティブ感覚ではないんでしょうねえ。
ちなみに“If you like”は「言ってみれば~」という意味でも使われるので、文脈には注意しましょう。