まずは、答えあわせをしてから下記についてチェックします。

まず、間違えた問題を分類します。

◇穴埋め問題(PART5、6)

a.文法が分からなかった
b.穴埋め前後の単語や文章の意味が分からず、何を入れてよいかわからなかった
c.選択肢の単語が分からなかった

◇読解問題(PART7)

e.時間が足りなかった
f.長文が読めなかった
g.選択肢の意味がわからなかった
h.選択肢の答えがどこにあるか見つけられなかった

◇穴埋め問題(PART5、6)

a.文法が分からなかった


PART5で特に多いですよね。

これは分からなければアウト、というシビアな問題ですが、分かれば一瞬で正解が得られるという、時間短縮、ボーナス問題に化ける問題です

ここが苦手な方は、文法を集中的にやり直すことを進めますが、ここでの復習ではまず、間違えた問題について、「穴埋め部分に何が来るべきだったか」を解説を読みながらしっかり確認します。

そして、解説を読んでも文法上「?」であれば、文法書でその項を読んで確認しましょう。

例)He will( ) to Osaka.

A go
B went
C gone
D going

正解はAですが、これは「willの後に動詞の原型が来る」という文法事項が分かっていれば一瞬で解けます。

しかしこの解説を読んで「あ~そうだったよね!」と納得できなければ、文法の「未来形」や「will」の項を読んでください。

※ 実際はここまで簡単な問題は出ませんが、あくまで例です。

b.穴埋め前後の単語や文章の意味が分からず、何を入れてよいか分からなかった


TOEICでは、単語の難易度はさほど高くないのですが、ビジネスに使われる単語が多く出てきます。

(financial report 財務報告書、や business expansion 事業拡張など)

分からなかった単語、用語はチェックして覚えましょう。

用語についての対策としては、TOEIC対策用の参考書を読んだり問題集を解いて、頻出単語を覚えていくのが良いと思います。

また、穴埋め前後部分が分からない場合は、aの文法的にわかっていなかった場合も考えられます。

文法的なミスだった場合は、aパターンの復習も行ってください。

c.選択肢の単語が分からなかった


これは、もう仕方がないですね。

分からない単語を覚えていくしかないです。

単語を覚える場合は、必ず用法(contribute なら、contribute to ~で~に貢献する、など)も一緒に覚えること。

( )to~と出されている問題も多いので、こういう覚え方をしておけば次回に生かせます。

また、選択肢が似たような単語で、品詞が違うものだった場合

例) ( )is the mother of invention.

A.necessary
B.necessity
C.necessitate
D.necessarily

TOEICではこういった同じような単語<を並べて穴埋めに入る品詞を問う問題も多いです。

これを解くためには

1.文法的知識(穴の前後から判断し、どの品詞が入るか)
2.単語の知識(どれがどの品詞か)が必要になります。

この場合は()の後にisがあることから、()に入る品詞は「名詞」となり、この選択肢の中で名詞は「B.necessity」のみです。

文章全体の意味は「必要は発明の母」ことわざです。

実際はこんな簡単な問題は出ませんが・・・

Aは形容詞で意味は「必要な」

Cは動詞で「必要とする」

Dは副詞で「必ず」

です。

文法的なミスはaパターンで復習し、選択肢の単語が分からなかった場合はそれを覚えます。

また、こういった派生語は法則がありますのでそれを覚えてしまうと楽です。

◇読解問題(PART7)

e.時間が足りなかった

読解問題は、最後のパートなので、時間が足りずに適当にマークしてしまった場合もあると思います。

この場合は復習というよりも、まず一度、きちんと解きなおしてみてください。

そして再度答えあわせをして、間違えた問題について、f~hの理由にあてはめ、復習方法を確認して下さい。

また、パート7はさほど難易度が高くないので、時間が足りずに終わってしまうのはもったいないです。

パート5、6解答時間をスピードアップする対策、そしてパート7の速読、即答の訓練もあわせてしていきましょう。

f.長文が読めなかった


この中でも、2つに理由が分かれると思います。

1.ちゃんと読んでも、意味が取れない
2.ゆっくり読む暇がなく、ざーーっと読んだら意味がよく分からなかった

1の場合は、まずゆっくりで良いので、解答編の日本語訳を見ながら、1文ずつ意味をとっていってください。

分からない単語はもちろんチェック、文法的に分からない部分もしっかりチェックしてください。

それが終わって、文章を通読して意味が読めるようになったら、2の復習方法に進んでください。

2の場合でも、きちんと読み直してみてください。

きちんと読み直して意味が分かるようでしたら、設問が本文のどの部分を指しているのか確認してください。

設問と本文に同じ色のマーカーで線を引くと分かりやすいですね。

なぜその解答になるのか、しっかり納得するまできちんとやってくださいね。

TOEICのパート7では表や広告を読む問題が多いので、数字や時間、日付が書かれている部分、または広告などの注意書き部分などはかなりの確率で聞かれます。

今後詳しく攻略法をご紹介する予定ですが、本文を読む際にもその数字が何を示しているのか気をつけながら読んでいくとよいです。

どこが聞かれているかを素早く見つけることができれば、即答できるものがかなり多いです。

g.選択肢の意味がわからなかった

h.選択肢の答えがどこにあるか見つけられなかった

選択肢に分からない英語なかった場合は、分からない単語を調べて、選択肢の意味を取ります。

あとはg,hとも共通ですが、正解の選択肢がどこと呼応しているのかしっかり確認しましょう。

本文で長々と書かれていることが、選択肢では簡潔に言い換えられていることも多いので、本文ではどう書かれ、正解の選択肢ではどう書かれているのかをしっかり確認することは、TOEICのパターンを学ぶのにとても良いと思います。

最後に、もう一度全部を通して問題を解いてみます。

もちろん復習済みですので、問題の答えは分かっていると思いますが、覚えているから読まずに選択肢を選ぶのではなく、きちんと根拠を得て「正解だ」と自分で納得した上で解答してくださいね。

これで、TOEICの公式問題集は100%吸収できるはずです。

ここまで使い倒せば、3,000円近い問題集もモトが取れちゃいますね!