英語リスニングを諦める前に確認すべきたった4つの音の変化

英語リスニングを諦める前に確認すべきたった4つの音の変化

その音、聞き取れないんじゃなくて発音されてないかも

英語リスニングをする際に、早すぎて何を言っているのかサッパリ聞き取れないと思い、後でテキストを見てみると中学生でも分かるような恥ずかしいほど簡単な英単語の集まりだったという経験はありませんか?

これは日本人なら誰もが1度ぐらいは経験しているのではないでしょうか。

私など英語を勉強し始めた当初はゆっくりめに録音されている英語教材ですら聞き取れない状況でした。

その原因の1つに、英語ネイティブがナチュラルなスピードで話すときに起こる音の変化を知らないと言うことが上げられます。

弱く発音される音、発音されていない音、全く違う音に変化してしまっている音など音の変化の種類は様々なのですが、例えば音が消えてしまって発音されていない音をいくら聞き取ろうとしても聞きとれませんよね!!

ネイティブだって聞き取れてないわけですから当然です。

damaru

弱く発音される音(弱形)も、舌打ちが聞こえるなぐらいにしか聞こえない事が多いわけですから、聞き取れないことが多いと思います。

でも別に聞き取れなくても問題ないんですよ。

重要なのは、聞き取れる音だけしっかりと聞き取り、その言葉がどんな音に聞こえるかと言うことだけです。

ネイティブだって重要な英単語だけを聞き取って会話をしているわけですから、英語ネイティブではない日本人が全の英文を聞き取ろうとしていたら間に合わないのは当たり前です。

もう少し大雑把にかまえてリスニングすればOKです。

英語は似た音がつながったり、英単語の最後に子音が来たりするとその音が消えてなくなってしまうことが多いので、それを知らずに英語リスニングに取り組んでいると、聞き取れない、何と言っているか分からないという不安から

もうダメだ。。。(オレ、私)センス無い

moudame

という流れになってモチベーションが下がってしまします。

でもこれ、あなたが聞き取れないんじゃなくて、そもそも発音されていませんので簡単に諦めないでください。

この音の変化は、英単語単体でも、英文単位でもアルファベットが並んでいる限り起こっているので、まずはよく出くわすパターンだけに絞って聞いて自分の苦手な音を洗い出しちゃうのがオススメです。

自分がどの音の変化が苦手なのかを知ることが出来れば、その英単語なり英文を聞き取れるよう対策をすることが可能と言うわけです。

リスニングは様々な要因が重なって出来る様になるものですので、音の変化だけ覚えれば良いと言う訳ではありませんが、その音自体を聞き取れない、知らない、聞いたことが無いということでは、なかなか英語は聞き取れるようにはなりません。

まずはその音の存在自体を知り、その音がどんな英語表現なのかを一瞬で脳とリンクする

これができれば英語リスニングはスムーズになるでしょう!!

英語はいくつかの条件により音が変化したり発音されなくなったりする!!

英語ネイティブが英単語をいくつか続けて発音すると(話をすると)、音がつながったり、消えたりと様々な変化を起こします。

これは単語単体でも起こりえるということも前述したのですが、実はどの言語でも起こっている現象で、実は日本語でも音は変化していて私達日本人も知らない間に身についているものです。

例えば漢字で、反応(はんおう)と書いても「はんのう」と発音するとかです。

英語の場合は、音が消えたり 、ほとんど聞こえないぐらい小さくなったり 、音がつながって新たな音が出現したりという現象が複雑に重なって発音されていて、音の変化の種類は厳密に言うとたくさんあるのでキリが無いのですが、最低限押さえておきたい大きな音の変化を覚えておけばOKです。

1.子音と母音がつながって第3の音が現れる系
2.頭の音が消えて聞こえなくなる系
3.最後の音が消えて聞こえなくなる系
4.同じ音が続くと音が消えちゃう系
5.聞こえるか聞こえないかぐらいに弱く発音される系
6.全く別の音に変わってしまう系

と細かく分けていくとどんどん出てきますが大きく分けて4つです。

その変化にはそれぞれ名前が付けられていてリエゾン(リンキング)、フラップ、リダクション、ウィーキング(破裂音消失)などと呼ばれています。

リンキングとリエゾンは非常に似た現象なのですが、リエゾンと言う言葉自体はもともとフランス語で起きる現象のことを指していたようです。

ですので、リエゾン=リンキングだと言う人もいれば、英語にリエゾンは無い!!あるのはリンキングだとか言う人もいて定義は定まっていませんが英語の場合もリエゾンと言う呼び方がかなり広く浸透しているように思いますので、ここではリエゾン=リンキングということで話を進めます。

ちなみに、ネーミングはどうでもいいです。

これらの変化は、実際のところ1つ1つ全てを自分の体に定着させるしか無いのですが、まずは頭で理解することにより「リスニングの補助」として活用することが出来るので、知っているのと知らないのとでは雲泥の差が出るということだけ認識していただければ問題ありません。

この4つの音の変化は英語を何度も聞いている人なら肌で感じているはずですので、音の変化を聞くと「なるほど、これか」と思っていただけると思います。

それと、ネイティブが口語で話すときの変化を「全部感じ取れてるよ」という人は、この記事を読む必要がないかもしれません。

ちなみに、ゆっくりめの早さで録音されて聞き取りやすくできているような英語教材が聞き取れても、英語ネイティブのナチュラルスピードが聞き取れている訳ではありませんので念のため。

英語は自分の口で発音できないと聞き取れない?の真意

hatsuon

これらの変化は、1単語で発生するものもあれば、単語がつながって発生するもの、単語の語尾で起こるもの、子音が連続している場合に発生するものなど、多岐にわたって起こっている現象です。

ですのでどれかとどれかの変化が重なって・・・新しい発音に・・・これは弱形だから・・・と1つ1つ覚えていくとすると、本当に途方もない作業になると思います。

英語の語彙を覚えるのに終わりが無いのと全く同じです。

ではどうすればいいのか?

私の場合は、 良く使われるフレーズに絞りその中に出てくる「音の変化をしっかり頭で理解」したうえで、徹底的にその音を聞き込み、仕上げにリピーティングやシャドーイングをすると言う方法を取りました。

とにかく音の変化をすべて何度も何度も繰り返し聞いて覚えると同時にリピーティングやシャドーイングをしました。

リピーティングやシャドーイングは、自分が聞き取った音を、聞こえたままに自分の口で発音してみると言う手法です。

両者の違いは、リピーティングがある一定の長さで音声をストップしながらまねをして音読するのに対し、シャドーイングは音声を止めずに少し遅れてまねをしながら音読するという違いです。

シャドーイングはかなり慣れていないとできませんので、初心者はリピーティングをするといいでしょう。

リスニングなのになぜ音読(発音)するの?

と言う疑問もあると思いますが、リスニングとスピーキングは密接な関係にあり、自分の口で発音出来る音はリスニングしやすいという科学的根拠が示されているからです。

詳しくは脳科学の本でも読んでみてください。

その音の変化が、リエゾンなのか、リダクションなのかという名前は覚える必要はありませんが、その変化がどんな変化なのかを感覚だけでなく理屈でも知っておくことは非常に重要です。

どうしてその音になるのかという理由を知れば自然とその音の変化を意識してリスニングするので、音が頭に入るからという理由もそうですが、ネイティブのように体で覚えるには時間がなさ過ぎるというのが一番の理由です。

英語のフレーズを覚える時に丸暗記するよりは、その場面を思い浮かべて脳裏に焼き付け、文法でパターンを分けて覚えた方が覚えやすいのとよく似た感覚です。

音の文法と言ったら誤解を生むかもしれませんが、私はそれに近いと思っています。

現実問題として全ての音の変化を会話の中から自然に覚えるなんてことをしていたら終わりがありませんので、『自分が思っている音と実際に聞こえてくる音が違う』というギャップを埋めることを意識してトレーニングするだけでも、リスニングの補助になりますのでぜひ試してみてください。

という訳で、リエゾン、フラップなどの現象の名前や音が消えるとか、第3の音が発生するとか、そう言うウンチクはここまでにして、実際に英語の音がどう変化しているのかパターンごとに見て行きましょう。

ここではよく使われる英単語の音の変化をパターンごとに分けて整理してみます。

子音と母音がくっつくと違う音になるパターンを理解する~リエゾン / リンキング

link

このパターンの変化が最も有名で、英文を聞いたことがある人なら誰もが肌で感じている音の変化でリエゾンと呼ばれることの多い変化です。

例えば、最も有名な音の1つで誰もが無意識に聞き取れているものとしてはスタンダップ

“ stand up ”

が上げられます。

下の再生をクリックしてちょっと聞いてみてください!

stand up


これは子音[d]+母音のパターンでスタンドアップスタンダップ になります。

リエゾンはネイティブがナチュラルでスピードで英語を話す際に、ある英単語の最後の音と、その次の英単語の最初の音が連結する変化のことで、単語間で「子音+母音」の関係が成立した場合に起こることが多い現象です。

次に英単語3つのフレーズで見てみましょう!!

as soon as の場合

1つ目の単語の末尾・・・as・・・(sという子音)
2つ目の単語の先頭・・・soon ・・・ (sという子音)
2つ目の単語の末尾・・・soon ・・・ (nという子音)
3つ目の単語の先頭・・・as・・・(a言う母音)

as soon asの音声をチェック

アズスンアズではなくアズスンナズに聞こえませんでしたか?

子音[n] +母音になっていて、[ン]と[ア]がくっついて「ナ」と言う第3の音が発生しています。

この例では1つ目と2つ目の単語の間にはリエゾンは起こらず、2つ目と3つ目の間に起こっていることが分かると思います。

1つ目と2つ目の単語の連結部分は子音[n] +子音[n] なので変化は起こらず、2つ目と3つ目の連結部分が子音[n] +母音[a]なので2つの英単語が連結されてスペル上とは別の第3の音が現れるわけです。

この音の変化をリンキングと言う方もいますし厳密には定義が定まっていないので、ここではリエゾンと言うことにさせていただきます。

これは、ゆっくり話す場合には表れにくいのですが、ナチュラルスピードでは頻繁に現れ、特に語尾の子音と語頭の母音は連結することが多いと言われています。

リエゾンという言葉は知らなくても、なんとなくは肌では感じているのではないでしょうか。

このレベルの短文であればなんとかなるかもしれませんが、これがどんどんつながって第3の音が発生したり、消えたりするわけですから英文が長くなるほど何を言ってるのか分からなくなりパニックになりやすいという訳です。

そんなとき、あなたはまず「知らない英単語のカタマリなんだろうな?」と自分の知識を疑うと思いますが、実はテキストをみてみると、知らないどころか、「of」「have」や「him」や「and」や「iced」のような中学1年でも分かるような非常に簡単な英単語の固まりだったりします。

こんな簡単な英単語でも「子音と母音の連結」により、 音が変わってしまうとプチパニックになり全く聞き取れなくなってしまうんですね。

カタカナで表すのはあまり良くないのですが、例えば「just a」 ⇒ ジャスト ア ではなく「ジャスタ」 のように聞こえ、その連続がネイティブの発音になるので、文字が増えても「音の連結」は続きます。

just aの音声をチェック

これが4文字になるとリエゾン、フラップ、破裂音消失が起きて“ just a little bit ” (ジャストアリトルビット)が “ ジャスタリルビッ ” のように聞こえます。

※リエゾン以外の変化は後術しています

「Have a 」なんて「ハブ ア」ではなく 「ハバ」に聞こえるので、この現象を知らないと自分の知らない英単語だと諦めてしまう人がいてもおかしくありません。

中学の先生は確かに「ハブ ア 」と言っていましたが・・・。

これら新たな音が発生するのは、リエゾンによるものです。

※カタカナで書いたのは、伝えやすく記事にするためですので、ネイティブがそう発音していると言う事ではないということをご理解ください。

しかも、私個人にはそう聞こえているというレベルなので、そのへんも突っ込みは無しでお願いします。

リエゾンの一例

ちなみに子音+母音がつながると起こりやすいと言うだけのはないなので、子音が“ n ”だとか“ t ”だとか言う種類は全く関係ありません。

どんな子音でも起こる可能性があります。

[t]の音が「タチツテト」でなく「ラリルレロ」に聞こえるパターンを理解する~「フラップ」

flup

このフラップという現象も、覚えておくことで英語リスニングの補助になりスピーキングにも役立ちます。

テキストを全く見ずに「英語を聞いて覚える」「肌で感じる」というのであれば、こんなことは理解しなくていいのかもしれませんが、この現象を理解すると特にスピーキングに効果を発揮します。

「フラップ」 は、「t」の弱音(アクセントがこない)が前後を母音で挟まれた場合、「タ行」の発音のはずである「 t」 が 「ダ行」 または 「ラ行」 の音に変化する現象です。

しっかりと意識すればリスニングの補助になるし、発音をマスターすれば、かなりネイティブっぽさを出せる音でもあります。

例えばwater は ウォーター ではなく ウォラ または ウォダに聞こえます。

カタカナで書いているので、「カタカナに強引に当てはめるとこの音かな」というレベルになってしまいますが、発音する人によって「t」の弱音(アクセントがこない)が「タ行」ではなく、「ラ行(lの音)」または、「ダ行(dの音)」に変化しています。

この現象が、「フラップ」 と呼ばれる現象です。(しつこいですが名前は覚えなくてOKです。)

私個人的には「ラ行」に聞こえることが多いので、「ラ行音」で発音すると日本人にも発音しやすいのかなあ?と思っています。

ですので、“ water ” は ウォラ と発音しています。

“ letter ” や “ little ” もそうですね!!

スピーキングで発音を意識している人は、無意識のうちに日本語の音にある「ラ行音」か「ダ行音」に当てはめて発音しているはずです!!

耳がいい人はもっと違う音に聞こえるのかもしれませんが・・・

私は記事にする関係上「カタカナ」に当てはめて書いていますが、自分で聞き取った時に「感じた音」が「その音」ですので、ご自分の感性を最優先してください。

英語の発音は、他人が当てはめたカタカナで発音すると、伝言ゲームのように発音がどんどん変わっていくので注意してくださいね。

で、この音の対処方法ですが、実際には日本語に無い音なので、やはり英文を聞き込みその都度リピーティングやシャドーイングを何度も行うのが最適です。

ただし、 「ラ行音」か「ダ行音」に当てはめて代用できるので、完璧を求めなければそんなに難しくありません。

どの「t」がフラップの「t」の音なのかを把握しておく程度でいいと思います。

リスニングの際に意識はしてみてくださいね。

音がちょっとしか聞こえないパターンを理解する~リダクション

reduction

リダクションはリエゾンと同じぐらい、日本人が英語リスニングを上達する妨げとなっている現象です。

リダクションとは音が脱落したり弱化したりする現象で、子音に多く見られる現象です。

“ I am ”(アイアム)<“ I’m ” (アイム)と発音したりするのがそうです。

I’mの音声をチェック


子音に多く見られるとか言っていきなり母音だし・・・まあそんなこともあります。

厳密には発音されていないのではなくて、非常に小さな音に変化していたり、息を吐く音だけになっていたりしているので、「完全に消えるわけではなく非常に弱く発音されている音もあるのですが、日本人には聞こえないことが多いと言われています。

私にはさっぱり聞こえません。(キッパリ

また、リダクションを起こす英単語は「弱形」と呼ばれていて、冠詞、人称代名詞、助動詞、be動詞、前置詞、接続詞、関係副詞、関係代名詞などの「機能語」に限られています。

逆に、強く発音するものは「強形」と呼ばれています。

英語リスニングの際に、テキストをみてリスニングしてみると、どの音が発音が弱くなっているか分かるので、慣れるまではテキストを確認しながらのリスニングをしてみるといいでしょう。

いくつか例を見るとイメージがわくと思います。

hは音が消えやすい

この弱形の音で一番最初に説明されることが多いのが“ h ”の音です。

例えば

録音を頼んだネイティブさんにゆっくり発音してってお願いしちゃったので、ハッキリと「ヒンム」と聞こえていますが、“ h ”は特に弱くなりやすいと言われています。

別の単語とつながると分かりやすいので“ should have ”でもう一度聞いてみましょう

シュッドハブ ではなく シュッダ に聞こえると思います。

ね!“ h ”が消えてるでしょ!!(と強引に同意を取ってみる。)

“ h ” だけでなく “ ve ” も飲みこまれて消えてるんですがそこは無視とか説明下手すぎですが、ここでは弱形は飲み込まれてと弱くなるか聞こえなくなるところを理解していただければOKです。

ask him アスクヒム → アスクイム


for her フォーハー  → フォーアー

などです。

身に覚えがあるでしょう!!

to ・and・ of ・you も消えやすい

“ h ”の他にも“ to ”や“ and ”“ of ”“ you ”なんかが消えやすいです。

ワナとかゴナとか有名ですよね。

toが消えるパターン

have to(ハフトゥ) →  hafta(ハフタ)


want to(ウォントゥー) →  wanna(ワナ)


got to(ゴットトゥー)  → gotta (ガダ)


going to(ゴーングトゥー → gonna(ゴナ)

※私にはゴインタに聞こえます

andが消えるパターン

Guns and Roses (ガンズ・アンド・ローゼス) → (ガンズンローゼス)


ham and eggs (ハムアンドエッグ) → (ハムエッグ)

ofが消えるパターン

kind of(カインドオブ) → kinda(カインダ)


a bit of(アビットオヴ) → (アビダ)


a cup of(アカップオヴ) → (アカッパ)


a lot of(アロットオヴ) → (アラダ)

youが消えるパターン

got you(ゴットユー) → gotcha(ガチャ)


for you(フォーユー) → (フォーヤ)


with you(ウィズユー) → (ウィズヤ)


told you(トールドユー) → (トージャ)

サンプルの音声を聞いてみてどうでしたか?

リダクションと言う現象を知らないと、違う英単語だと思ってしまっても仕方ないぐらい音が変化していませんでしたか?

例をあげればキリがありませんが、私達が、英文を読むと理解できるのに、聞き取ろうとすると全く違う英文に聞こえるのは、このリダクションによる影響が非常に大きいので、英語リスニングはリダクションに慣れないとなかなか上達しません。

知らない音は知らない音のまま終わってしまうので、英文を聞いても何も得るものなく終わってしまいます。

ということは、スピーキングも同じです。

英語を早く話そうとして口が回らなかったり、カタカナ英語になってしまうのはリダクションが大きく関係しています。

音が完全に消えてなくなってしまうパターンを理解する~破裂音消失 / ウィーキング

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この現象は、見出しの通り「破裂音」が消えてしまい発音されなくなる現象です。

破裂音である[p]音、[b]音、[k]音、[g]音、[t]音、[d]音の6つが語尾にくる場合や、破裂音の連続、破裂音+子音の場合に消失してサイレントになってしまいます。

サイレントなので、発音が消えてしまうことが多い音なのですが、厳密には、消えてしまうのではなく「消えた音の分の間が残る」とよく言われていて、音が飲み込まれるなんて表現をする人もいます。

これもリダクション(弱形)の一種なのですが、とくに日本人には聞き取りにくいとされているので、破裂音消失だけを分けて説明している人が多いので私も独立させて取り上げてみました。

破裂音は、[p]音、[t]音、[k]音、[b]音、[d]音、[g]音の6つで、いづれも子音です。

英語特有の「息を一気にたくさん吐き出す音」なので、個人的には非常に英語らしい音だと感じる音です。

ウィーキングとも呼ばれます。(名前はどうでもいいっていってるけど書いときたいわけで・・・)

有声音、無声音が存在し、[p]音、[t]音、[k]音が無声音で、これらを有声音にすると[b]音、[d]音、[g]音になります。

こう説明しただけでなんとなく察していただけると思いますが、有声音は「バー」、「ダー」、「ガー」と声帯が振動する音です。

のどを触りながら発音すると分かりやすいのですが、日本語の発音だと[p]音、[t]音、[k]音も振動してしまうので、振動しないように発音するのが正解です。

実際に喉を触りながら発音してみてください!

発音を言葉であらわすと、「口に入れた果物の種を勢い良く飛ばす感じ」で息を一気にたくさん吐き出すような発音という表現をされる方が多いです。

基本的に破裂音が消失する基本パターンは、語尾に来るとき、破裂音+子音のとき、破裂音が連続するときの3パターンなのですが、実は末尾の子音は[p]音、[b]音、[k]音、[g]音、[t]音、[d]以外の子音でも消える事があります。

つまり、子音全てにその可能性があると言うことになるのですが、子音の中では[f][v]は消えにくいと言われています。

今回はリスニングのテクニックとして紹介していますが、破裂音が消失するときはスピーキングもかなり難しいので、英語を早口で言えない口が回らない場合このパターンが多かったりします。

発音しにくいと感じた場合は子音かどうか確認し、息を一気に出す感じをイメージしてみてください。

子音を意識するとスピーキングが上達しますよ~。

それでは、代表的な破裂音消失の例を整理してみましょう。

発音はカタカナ、間は□にて書いてみます。

子音が語尾にくると音が消えてなくなる(事が多い)

このパターンは子音が語尾にくると音が消えるパターンで、特に[p]音、[b]音、[k]音、[g]音、[t]音、[d]音の6つが語尾に来ると消えやすいと覚えておきましょう。

ちなみに私の経験では英単語1つ1つをネイティブに発音してもらうとちゃんと聞こえてしまうことが多かったのですが、文章の中の1英単語として聞くと消えることが多いと言う印象です。

[g]音は英単語単体でも消えやすいですが・・・

それと重要なことをもう1つお伝えすると、いろんな英語発音の参考書を読むと「語尾の子音は消える」と言い切っている本が多いのですが、私の感覚では、語尾が子音でも結構ハッキリ発音してるじゃんという音がそこそこあります。

それが破裂音の6音であっても同じです。

私の感覚では[d]はよく消えて、[t]はあまり消えないというか舌打ちのような余韻が残る印象が大きいです。

ということで、完全に消えてなくなる場合もあれば、人によっては少し発音してたいたりする場合もありますので100%完全に消えてなくなってしまう訳では無いと思っておいてください。

そこがまた厄介なところなんですよねえ。

某英語を聞くだけ系の英語教材などは特にその傾向がありますね。

おそらく、ハッキリと発音するように録音されているのと、ネイティブのナチュラルスピードとは程遠い(遅い)速度で収録されているので、語尾に子音がきても消えずに聞こえるのかなあと言う印象です。

これはその英語教材に限ったことではなく、日本の英語教材全般に言えますのでできればネイティブのナチュラルスピードの英語を聞いてレッスンしたいところです。

この現象はあの有名な“ can ”“ can’t ”の聞き分けを難しくしている現象でもあるので、一発目は“ can ”“ can’t ”を例に実際に聞い分けてみましょう。

cancan’tを比べた場合、“ can’t ”の[t]が消えてしまうので、私達日本人は同じに聞こえます。

ありきたりの例題で申し訳ないのですが、実際に聞き比べてみましょう。

まずは単体で聞いてみてください。

単語だと“ can ”’tの「トゥ」がハッキリ聞こえますよね。

でもこれが会話になると消えてしまいます。

実際に聞いてみてどうだったでしょうか?

“ can’t ”の「トゥ」がなくなってしまいましたよね。

リズムや間が違いますので実際に聴き比べたことがある人ならなんとなく区別が付くと思うのですが、最初のいうちは違いが分かりにくいかと思います。

これでも分かりやすく発音してもらいましたので、実際にネイティブの発音ではもっと分かりにくいです。

もう一回別の英文で聴き比べてみてください。

“ can ”はキャン→と語尾は上がらず、“ can’t ”はキャーン□↑と少し語尾上がりの発音に聞こえると思います。

※□は間

聞き分けられる様になるまでは、この感じを覚えていくといいですね。

ちなみに、否定形は強調をすることが多いので、キャーントゥとハッキリ言う人もいますし、自分が発音するときは強調した方が相手に気持ちが伝わりますのでcan not と略さずに発音する方もいらっしゃいます。

実際には英語が話せるようになってくると、聞き分ける前に文脈で“ can ”が来るか“ can’t ”が来るか分かってきますのであまり問題なかったりするのですが、英語リスニングはこういうことの積み重ねで出来るようになっていくのでこういうパターンがあるということを知っておくことは非常に意味のあることです。

子音が末尾に来る英単語なんてありすぎて紹介しきれませんが少しだけサンプルを紹介します。

Hong Kong(ホンコン)はホングコングとは読みませんよね。

そういう感覚です。

同じ音、似た音が続く場合に音が消える

このパターンは、破裂音の連続、破裂音+子音になった時に起こる現象です。

つまり同じような音が2回続くと音が消えてしまう感じです。

語末が子音のパターンと比べると、音が消えてしまう率はかなり高めです。

というか私の感覚だとほぼ消えてしまっています。

子音+[m]の場合に音が消える

これは少し変則パターンなのですが、子音+[m]の場合に音が消える傾向にあります。

もうこれは理屈抜きで子音+[m]は音がなくなる(かもしれない)と覚えてしまってください。

その他の子音で消えやすいパターン

子音+[t][d][g]は前述したようなパターンに当てはまらなくても音が消える場合があります。

他にもありますが、発音しない子音をみたら「子音の変則パターンきたか」ぐらいに思ってそのつど覚えてしまいましょう。

まとめ

1.英単語がつながるとスペルとは全然違う第3の音が発生する場合がある。
2.聞きとれていないと思っていた英語は実は発音されていなかったかも。
3.子音ってなんか舌打ち音みたいになったり、ただの間になったり、最悪は消えてしまう。
4.もう少し大雑把にかまえてリスニングに取り組めばOK
※ネイティブだって一言一句聞き取れてるわけじゃない。

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