人間だれしも「うっかり約束を忘れてしまう」という場面があるかと思います。
今回はそんなときに使える英語表現なのですが、何を置いてもまずは相手に謝るということが大切です。
「I’m sorry」や「Sorry」をしっかりと文の先頭につけましょう。
「ごめん、すっかり忘れてた」
忘れるは“foget”だから過去形にして“I fogot.”でしょ?と思うかたもいると思いますが、この“Slip my mind”はネイティブが良く使う慣用表現なので、「ついうっかり」のニュアンスが近い表現になります。
もちろん“I fogot.’(忘れちゃった)”や“I totally fogot.(完全に忘れたよ)”も使えます。
“slip”のコアイメージは、「なめらかに滑る」「~をつるりと滑り落ちる」という意味ですが、「記憶が抜け落ちる、消える」という意味でも使われるので、ここでは「うっかり忘れる」「すっかり忘れる」という意味で使われています。
“mind”のコアイメージは、名詞として使う場合には思考・感情・記憶「心や精神」、「気に留めている」ことを表し、ここでは“it”に関する記憶を表します。
ですので直訳すると「ごめん、記憶からすべり落ちていた」⇒「ごめん、頭からすっぽり抜けていた」のようなイメージになり、つまり「すっかり(うっかり)忘れてた」という意味になります。
“It slipped one’s mind (to A) ”という形で「(Aを)すっかり忘れていた」を表すイディオム(慣用句)なので、“slip”と“mind”ののイメージを理解した上で覚えてしまうといいと思います。
慣用句
「(Aを)すっかり忘れていた」
このイデオムは “completely” (完全に)、“totally” (完全に)とも合わせてよく用いられるフレーズで、“forgot” (忘れた)と全く同じ意味で使うことができます。
“slipped my mind”の前に“completely” または”totally”をつけることやって「完全に忘れてた!」という意味になり、うっかり忘れていたことを強調できます。
そしてこの表現で一番重要なのは主語が“I”ではなく“It”である点です。
なんで、忘れたのは私なのに“I”じゃないの?という当然の疑問も浮かんでくるわけですが、この場合はの主語は自分ではなく、「忘れてしまった何か」です。
ですので、主語はIt(忘れたこと)になるんですね。
ちなみに、友人などと話すときに用いられる割とカジュアルな表現なので使うときは時と場所を選びましょう。
![Nancy](https://i0.wp.com/www.englishplus.jp/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif?ssl=1)
Hey darling, did you buy toilet paper?
「ねえあなた、トイレットペーパー買っておいてくれた?」
![Steve](https://i0.wp.com/www.englishplus.jp/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif?ssl=1)
Oh sorry, it totally slipped my mind.
「あ、ごめん。すっかり忘れてた。」
![Steve](https://i0.wp.com/www.englishplus.jp/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif?ssl=1)
What’s the name of the cafe we went last week?
先週行ったカフェの名前、なんだっけ。
![Nancy](https://i0.wp.com/www.englishplus.jp/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif?ssl=1)
Sorry, it completely slipped my mind.
「ごめん、完全に忘れちゃった。」
「ごめん、すっかり忘れてた」
Oh sorry, it slipped my mind.
「あ、ごめん。すっかり忘れてた。」
Sorry, it completely slipped my mind.
「ごめん、完全に忘れちゃった。」
Sorry, it totally slipped my mind.
「ごめん、完全に忘れちゃった。」