自宅に知人を招いたときや、食事や買い物など、相手に自分のペースでいいよと伝える場面は多々ありますよね。

そんな場面で使える英語表現が“Take your time!”です。

Take your time!
「ごゆっくり!」

相手に対して、「自分のペースで大丈夫だよ」、「急がなくていいよ」、「焦らないでいいよ」と気遣いをするときに幅広く使えるのでぜひ覚えておきたいフレーズです。

“Take your time!”を直訳すると、「あなたの時間を使っていいよ」となるのですが、この表現は慣用表現で”take one’s time”で「慌てずに時間をゆっくりかける、のんびりやる」という意味があるので、イディオム(慣用句)として覚えちゃいましょう。

慣用句

take one’s time
「慌てずに時間をゆっくりかける、のんびりやる」

”ゆっくり”という日本語にまどわされて、”slowly”などを使いたくなりますが、注意が必要です。

相手が“Sorry”「(時間かかって)悪いね」などと言われた場合の返しであれば、“That’s all right.(大丈夫です。)”や“No problem.(問題ありません)”という言葉を付け加えるとスマートですね。

That’s all right.Take your time.
「大丈夫ですよ。ごゆっくりどうぞ。」
Please don’t hurry.
「急がなくていいですよ。」
Please stay as long as you want.
「居たいだけいていいですよ。」
Please make yourself at home.
「家みたいにくつろいでくださいね。」

ここでの”ゆっくり”というのは、”のんびり”や”急がなくてもいいですよ”という意味であり、”あなたの時間を自分のペースで、ゆっくり使ってください”という意味あいが必要となります。

ショップ店員さんなどが接客で「どうぞゆっくりお選びください」という場合などにも使われますが、ホテルや、お店などでゆっくりとお楽しみ下さいという場合は、「楽しんで」というニュアンスが含まれた“Enjoy your stay(滞在をお楽しみください。)”や“Enjoy your time.(ゆっくりお楽しみください)”が多いかと思いますので、併せて覚えてしまいましょう。

Enjoy your time/stay/dinner/coffee!
「時間:滞在・夕食・コーヒーをお楽しみください。」
Enjoy!
「楽しんで。」

また、映画などを”ごゆっくりご覧ください”という際には、

Please enjoy the movie.
I hope you will enjoy the movie.

と言います。

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リスボン
イングリッシュプラス編集部リスボン。留学経験なし。英会話教室に通った経験なし。英語を学び十数年。英語ネイティブの先生に英文法やニュアンスの質問ばかりして嫌がられています。