発音記号は統一されていない

辞書を複数調べてみると発音記号って辞書によってちょっと違わない?と思ったことはありませんか?

ネットで「英語発音記号」と検索してもおそらくサイトによってバラバラ、もしくは全ての発音記号が表示されていてまとまりがないことに気がつくと思います。

人によっては発音記号とフォニックスは同じものだと思っている人もいるかもしれません。

実は日本の教育で幅広く使われている発音記号がJones式発音記号と呼ばれているもので、世界基準になっている発音記号は国際発音記号(IPA)というものです。

どうせなら世界基準の国際発音記号に統一してくれればいいのにとも思ったのですが、調べてみると国際発音記号は英語だけでなく様々な言語に対応しているので、覚えなくてもいい音がたくさん存在するうえに音をかなり詳細に表しているのでかなり複雑で覚えにくいということから、日本ではJones式発音記号が採用されている辞書が多いようです。

Jones式発音記号はDaniel Jonesさんとう方が、国際発音記号(IPA)をより簡単に表したものなので覚えやすく非常に優れているのが特徴で、私たちが一番見てきた発音記号がJones式なので一番覚えやすいかと思います。

ただ、Jones式発音記号は国際発音記号(IPA)を簡単に表しただけあって非常に似ています。

最終的には両方の発音記号を知っておきたいのですが、違いは大文字と小文字の違いだけだったりするので、国際発音記号(IPA)を覚えるのは簡単です。

よく耳にするフォニックス(フォネティクス)と発音記号は違うの?

発音記号とフォニックスも別物です。

とてもお恥ずかしい話なのですが、実は私も発音矯正で発音記号を覚えるまでは発音記号とフォニックスは同じものだと思っていました。

発音記号の話をしていると英語講師でも詳しくは分かっていないかたがいて、発音を一部混同して話している講師もいらっしゃったぐらいなので混同している方は多いと思います。

フォニックスは英語圏の子供たちが私たち日本人が覚える50音と同じような感覚で覚える物で、英語の発音とつづりの規則性に決まりをもうけた物です。

アルファベットに各発音が割り振られており、発音と文字のパターンを覚えれば初めての英単語でも発音できるようになっているので、辞書などを引かなくても音が分かります。

ただし、フォニックスにも発音と文字のパターンの例外が25%程度あるといわれているので、アルファベットごとに音を覚えるだけでは75%の単語の発音しか分かりません。

26個覚えるだけで75%もカバーできるわけですから個人的にはフォニックスもとても優れたルールだと思いますが、全て覚えようとすると例外がある分少し複雑なのかなあと思います。

例えばAの場合アルファベット読みは【エイ】ですがフォニックスだと【エア】、Bの場合アルファベット読みは【ビー】ですがフォニックスだと【ブ】、Cの場合アルファベット読みは【スィー】ですがフォニックスだと【クッ】になります。

※カタカナで書いているので正確な発音ではなく強引に当てはめているだけですのでご了承ください。

下記のページに非常に分かりやすく書かれていますので興味がある方は見てみてください。

オールアバウト 英語の文字と音のルール、フォニックスとは

ちなみに、ネイティブは発音記号は習わないそうです。

発音矯正において発音記号を覚えるのは必須事項

発音記号やフォニックスは知らない英単語に出会ったときにネイティブの音声が聞けなくても発音が分かるという優れ物です。

つまり発音記号さえ覚えておけば辞書で単語を引けば音声を聞かずとも発音が分かるわけですね。

英語は発音とスペルが一致していないので、もしあなたが発音記号を覚えていないとしたらローマ字読みでなんとなくの読み方が頭に浮かんでしまうと思います。

日本人は英語をなぜかローマ字読みをするような頭になってしまっているんですね。

これは間違った発音が頭にインプットされてしまう可能性が高いので、そうなった場合は最悪です。

英単語とは初回の出会いが最も重要ですので、間違った情報を頭に刷り込まないためにも発音記号を覚えることは必須事項です。

フォニックス、国際発音記号(IPA)、Jones式発音記号はどれを覚えればいいのか?

これ全て覚えてしまえば迷うことは何もないのですが、最初はJones式でいいと思います。

フォニックスは26個しかない文字に対して音のルールを作っているので、例外があり非常に複雑になってしまっていますが、発音記号は音1つに対して記号が決まっているので混乱せずに覚えられますし、日本の辞書や単語集には必ず発音記号が表記されているので、発音記号を覚えたほうが勉強しやすいと考えています。

基本はJones式発音記号の発音記号を覚えてしまえば事足りると思いますが、辞書によっては国際発音記号が使われている場合もありますので、その場合は国際発音記号を覚えることになります。

その場合単語を調べるときに、辞書によって国際発音記号を使っているものに出会った場合はそのつど国際発音記号を調べて、Jones式とどう違うかを把握する感じでいいと思います。

Jones式には無い記号があればそれもそのつど覚えていく感じでいけば、そのうち両方覚えられます。

欲を言えば、フォニックスも覚えたいところですが、そんな時間があるならボキャブラリーの1つでも覚えたほうが効率がいいと思います。

※個人的な感想です。

発音のカタカナ表記は見ないほうがいい

これから辞書を購入する人はできれば英英辞典を購入して欲しいところです。

これは英語を英語で理解することよりも、カタカナでの発音表記を見ないようにするためです。

日本の英和辞典は、発音記号と一緒にカタカナで発音を表しています。

補助として書かれているのだと思いますが、カタカナは日本語ですので日本語にある音しか表現できません。

つまりは英語にしかない音は日本語にある一番近い音に当てはめて強引に表現することになるので英語ネイティブの発音とかけ離れた発音を思い浮かべてしまうことになります。

発音記号でも完璧な発音は表現できないのですが、カタカナでの表記とは比べものにならないぐらいネイティブの発音に近いわけですから、せっかく発音記号を覚えるのにわざわざカタカナ発音を脳にインプットする必要はありません。

まとめ

・発音矯正において発音記号を覚えることは必須

・発音記号は統一されていない

・日本ではJones式発音記号が使われることが多い

・発音記号とフォニックスは別物

・カタカナでの発音表記は見ない